2012年、10月10日、大間原発の建設用地に隣接する「あさこはうす」の地権者、小笠原厚子さん(57才)が、
経済産業省を訪れ、松宮勲経産副大臣に建設許可を取り消すよう申し入れをしました。そして午後二時から、小笠原さんはともに申し入れをした社民党党首の福島瑞穂(56才)さんら脱原発を目指す女性議員らと参議院議院会館で集会を開き、大間原発の建設中止を訴えました。

参議院議員会館で申し入れの報告をする小笠原厚子さん。
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「MOX燃料は危険です!」「大間の街の人は原発を歓迎してるような報道ですが、そんな事はありません!」「臨界させてしまうと、汚れて使えなくなる。いまならまだ外壁だけなので、遊園地とかにしたらいい」「あさこはうすに郵便を出して下さい!」などと、100名近く集まった支援者達の前で大間原発の建設を止める運動への支援と参加を呼びかけた。

国民の生活が第一の姫井ゆり子議員と福島瑞穂さん。
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__「あさこはうす」とは?__

場所は青森県、下北半島の大間町にあります。
「あさこはうす」は小笠原厚子さんの実母、故・熊谷あさ子さんの土地に建てたログハウスの事です。
土地の広さは約1㌶、炉芯の予定地からは約100メートルくらいの距離になります。

大間原発の建設予定地にあさ子さんの土地が入っていた為に、用地買収を持ちかけられましたが、あさ子さんの漁師だったお父さんが「海と土地があれば生きて行ける、何があっても、絶対に土地は売るな」といつも言っていたので、買収を拒否しました。

土地を売らないあさ子さんに対して、無言電話や嫌がらせの手紙、村八分のような扱いなど様々な迫害がありました。

あさ子さんと小笠原さんは誰も住んでいないとこの土地は強制徴収されてしまうかも知れない、住んでしまおうと決意しログハウスを親子2人で作りました。地元の大工は「あさ子さんを手伝うと仕事が貰えなくなる」とハウスの建設を断ったそうです。
太陽パネルと風力発電で電気を賄い、水は井戸水を使っています。
「あさこはうす」を最近訪れた人の話では建設工事が進んでから、井戸の水が枯れ出したそうです。
大間原発は「あさこはうす」から用地をずらした場所を建設予定地にして、工事を始めました。小笠原さんは06年に68才で亡くなったあさ子さんの意志を継ぎ、ここに住み続け、原発建設反対を訴えて行く事を続けるつもりだという事です。

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__MOX燃料って何?__

(mixed oxide fuel)混合酸化物
ウランとプルトニウムを混合して作る燃料。
これを軽水炉で利用する事をプルサーマルと言う。
事故が起きた時、危険度の高い放射性汚染物が飛散する恐れがある。
フルMOX燃料を使う原発は大間が始めてです。
つまり、人類が今まで一度も運用した事のない原発です。

__どうして他の原発より危険なの?__

オフサイトセンター(原発に事故が起きた時の緊急対策本部)の設置や防波堤の設置も計画されていない。
大間沖に活断層の存在が指摘されている。
民家が隣接している。
人口30万人の函館市まで最短で23キロ。


__政府はエネルギー戦略のパブリックコメントを受けて2030年には原発ゼロ、と方針を打ち出したけれど、どうして、大間原発の建築を許可したの?__

今日の申し入れの答えでは「法的に問題はない」との答えだったそうです。
大間原発は設置許可が降りているから、という事です。

__「あさこはうす」に手紙を出す事が応援に繋がるのはどうして?__

今、大間原発建設を進める電源開発会社Jパワーでは「あさこはうす」の道を塞ごうとしています。
交通量を計っているそうです。
毎日僅かでも、「あさこはうす」に手紙が届けば、道を塞ぐ事はできません。
誰がどの日に送るか、チェックできるサイトもあります。

「あさこはうす」応援プロジェクト

「あさこはうす」の住所039-4602
青森県下北郡大間町字小奥戸 396
「あさこ はうす」









  住所を一部間違って掲載してしまいました。 お詫びして訂正いたします。 なお、『あさこはうす』では、水が不足しているとの事です。