木星通信 @irakusa

紙屑が発信するごみサイトです。

2015年03月

 
 木星通信が山梨大学に情報公開請求していた返信が来ました。 
請求内容は「山梨大学に若山研究室が創設されてからの遺伝子情報の盗難・紛失届け書類の開示」です。
結果は「文書不存在」でした。

 また、先に請求していた理研広報部への情報公開請求でも、「若山研究室が創設されてから平成27年までの盗難・紛失届け書類の開示」 としましたが、結果は文書不存在でした。

 これによって、山梨大学の若山研究室と旧理研CDBに書類上の盗難紛失届けは存在せず、公に双方の研究機関に盗難紛失事件は起きてない事が確認されました。



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 噂が真相を隠す_隠された真相の中に犯人が潜んでいる_
度々お伝えしてきた「 STAP細胞事件簿」も情報が出尽くした感じですが、むむ、いや待てよ、結局何がどうなったかのか。

 STAP細胞ってなんだったの?
偽実験なら誰が何のために?
小保方さんが細胞バシバシ盗んで何したかったの?
共同実験者から細胞盗み続けるなんてバカじゃね?
そんなに必要なら小遣いから買えばいいんじゃね?

 そう、もやもやしている_そんなあたなに今回、木星通信は「報道検証」というジャンルに挑んで、情報を整理してみた。

 改めて、『小保方ES細胞窃盗の罪』について、誰が何を証言して、何を訴えてるのか_纏めてみた。
(読んでいてアホらしくなるかもしれませんが、報道リテラシーの訓練だと思って我慢して通読してみてください)時系列順にまとめました。

①疑惑の始まり_NHK 不正の深層から(2014年7月27日放送)NHKスペシャルでの若山研究室在籍だった留学生(後に上海からの留学生「李」氏と判明)の証言

②石川智久氏が小保方晴子さんを「ES細胞窃盗の容疑」で兵庫県警水上署に刑事告発

③週間新調が「若山博士に小保方さんから来たメール」を公開。
窃盗説裏付ける報道。

こんな流れでしょうが、窃盗疑惑の始まり、世論が注目したのはなんと言っても若山研究室「李」さんのNHKスペシャルでの証言でしょう。思い出してください。

【①留学生『李氏」の証言記録】NHKスペシャルでのインタビューに答えて。
小保方さんの冷蔵庫から出てきた ES細胞は「李」さんの解析中の細胞だった事への電話取材。

李「びっくりしました保存してあるのは全部ES細胞ですので」
李「なぜかこのSTAP細胞に関係あるところに見つかったのは本当にビックリしましたね」
李「直接わたしたことではない」
NHKのナレーション「解析中の物で引越しの時に(去年'13年)山梨大学に持っていくことに」


 これから「小保方さんがES細胞を盗んでそれで実験を捏造していたのだ!」との噂が拡散された。
そこに待ったをかけたのが理系のブロガー達。
引越しのバタバタの時ならSTAPの実験は既に終わっている!これから盗むアホはいない!
の大合唱が始まる。そう、時系列が合わないのだ。
木星通信もTwitterで「研究室が引っ越したら、共同実験できないのに、なんで盗むの?」と呟いた。


【②石川智久氏の刑事告発!証言記録】
写真週刊誌『FRIDAY』2/6号に掲載された「小保方晴子さんを窃盗で刑事告発する!』の、石川智久氏(元理研上級研究員)による訴えです。長いので一部割愛します。

石川「(小保方さんの冷蔵庫から見つかったES細胞は)若山研究室の中国人留学生、李さんが作って凍結しておいたものです。李さんは`12年にいったん中国(上海)に帰国していて、また日本に戻ってきて山梨大学で研究を続ける予定でしたがES細胞を紛失したことでそれを断念したそうです」

 うーん。NHKスペシャルの電話インタビューに答える李さん、やけに楽しそうでしたね。
とても「ワタシガアノトキ、リュウガクヲ アキラメタ サイボウガ!」みたいな衝撃は感じられませんでしたけども。ニヤニヤ調で。

石川「小保方さんは若山研究室から盗んだES細胞の一部を(割愛)自分が作ったSTAP幹細胞であるかのように偽装していたのでしょう」

 うーん。。。なんか変。
STAP幹細胞を樹立したのは全て若山博士ではなかったでしたっけ。
というかそうです。



石川「小保方さんは自分のフリーザーから見つかったものは全て自分の物だ、と認め、書面にもサインしていますが、すべての状況証拠が彼女がES細胞を盗んだと示しているんです」
 
 うーん。普通、盗んでいたら、「これはワタシ知りません」とかシラを切りますよねぇ。。。


【③若山証言「週刊新潮」2015年2月26日号】
小保方氏から黒いメール。

若山「昨年3月、私が最初にSTAP論文の撤回を呼びかけた時に小保方さんもきちんと謝罪していれば、これだけの大ごとにならずに済んだのかもしれません」

若山「彼女の研究を手伝ってほしいと言われ、4年前、理研を通さずに客員として迎え入れました。でも結局は捏造だったわけです。改革委員会からは“02年の高温超電導不正(米国)、そして05年のES細胞捏造(韓国)と並び、世界三大不正だ”と言われ、実際に世界中を巻き込んだ挙げ句、笹井(芳樹)先生の命まで奪うことになって……。小保方さんについては、今はあれこれ語りたくありません」

若山「ただ彼女が反省してくれれば、と。そう思い続けてきました」

 うーん。ここに来て、やっと山梨大学・若山照彦教授の証言が出てきましたね。
「ある理研関係者」や「若山研究室のメンバーによると」の、間接的でない証言がやっと登場しました。
しかし、この記事中でも間接証言が使われ、どこまでのソースが若山教授のものなのか、曖昧です。

 そうなんです。STAP細胞報道の特徴は証言者のソースが曖昧な事が多い、です。
石川氏の証言にしても、ES細胞が盗まれた期間は「`13年の1〜4月頃に盗んだとしか考えれない」と語っている、もソースが「ある理研関係者」になっており、本人の言質にならないような工夫がされています。非常に巧妙ですね。

 若山教授は「捏造だった」と STAP現象実験について語ってますが、が、「捏造」とは?
はて、誰が何をして「捏造」だったのでしょうか。
「捏造」の前に「小保方さんの」と名称が入れば文章として完結しますが、理研の公式発表では「ES細胞を故意に混入させたのは誰かは分からない」としていますが、若山教授が「小保方さんがES細胞を混入させて実験を捏造させた」と思うなら理研の調査委員会の調査の時にそういえばよろし。

 不正調査も終わって、時間がたったころにこんなメールの一部を暴露させるような(記事中ではご本人が暴露はしてないですけど、じゃ、ソースはどこから来たんでしょう)事してどうんなんでしょう。
この週刊新潮の「黒いメール」では若山教授は「小保方ES窃盗」を認めたような言質残してますが、仮に、もしこの窃盗説が成立しなければ、この「捏造」の本当の背景が浮かび上がってくるような気が木星通信はしていますがどうでしょうか。



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