インタビュー続き。(まとめ作成中)アーカイブ制作費について、情報を事前に仕入れていたが、あえて2人に一から質問した。

______
ここから〜

U
: ま、1割ぐらいしか原稿料に使われてないんじゃないかと思うんですけども……。

WM: いや、仮にね、仮にですよ、仮に。仮に……。

U: 執筆者が、だって、出てないのに、どうしてそんな一律で金額が出てるんですか?

WM: じゃ僕のとこに100本原稿が集まってたらどーすんだよ、あなたその質問したの!? してないやん!!

U: 集まってるんですか?

WM: 全然! 集まってませーん。初めてこれで、疑問がわくんでしょっつってんの! あなたの言ってることは、想像で、なんとなく、データもないの。あなた自分が「データ出せ」って言ってるけど、こっちにあなたそのものは全然データもなく、なんとなく聞いてるだけ。そんなん取材じゃないの! わかる!?

U: そこまで怒る意味がわからないなあ。

WM: 怒る!? あったりまえだよこんなの! 取材でも何でもない!

U: そう思います?

S: あの、今、取材っておっしゃられているのは、(1語聞き取れず)ですよね。

U: はい。

S: あれ、情報者が、そこで殺人事件があったら調べるまでもなくまず現場へ行くのはもちろんですけど、そのー、何か事件があった。あるいは事件書いて、それこそ新聞記事調べたりしますよね、被害者の名前とか。それと同じように、基本的に我々の資料は基本はこれ、ですよね。取材、というのであれば、その資料を見てくるというのが、僕は常識だと、僕の中では思ってます。それは違う、僕は私はそんなことない、全然そういう常識……まったく調べもせずに来るからこそわかる取材てのがあるっていう哲学があるんだったらそれも否定はしません。

U: そんなことは全然思ってません。今回の件に関しては……。

WM: あなたが取材者として来る以上は、取材者として最低限のマナーを守って、取材者としての常識を守れば、僕は取材……被取材者……取材対象者として、取材対象者としての責任は負いますよ。でもあなたは、取材者としての責任は負ってない! 今の段階では。あなたはただ何となく聞いてるだけ! それでは、僕は、答えたくない! そして僕には答える義務がない。そんな人間に!!

U: ま、今回取材が実現するっていうのも驚いてるような状態なんです……。

WM: なんで!?

U: こういった形で……。

WM: 僕答えないなんて一言も言ってない。(少し沈黙)……あなた昨日取材が成功するっていっても1晩あったでしょう? 何も調べてこなかったわけ!? それはあなたの取材なの? 僕ね、昨日、今日の取材のために徹夜して仕事して、徹夜して資料読んできてますよ。この徹夜の仕事終えた後に。それが取材ですよ!

U: ただ、ただ、私が知らなかったのはここのところだけです。この内訳だけです。

WM: だけじゃないよね!? だけじゃないよね、今ね?

S: 仮にそこだとしても、それはあのー……。

WM: 根幹だよ、だいたい!!

S: アマゾン行けば、載ってます。

U: 私アマゾンやってないんで。

WM: いやそういうことじゃないの。

S: 検索すれば出るってことですよ。

U: やってないです。

WM: それはあなたの怠慢だろっつってんの!! 俺の怠慢なの!?

U: それは認めます。あの、私ふつう取材するときはちゃんといろいろ調べていきます。

WM: じゃ普通の取材しろよ!!

U: それはこの本が手に入らなかったから……。

WM: じゃ普通に取材しろよ!

S: じゃ、手に入らなかったっていうのであれば、あのー、それは、書店を巡って手に入らなかったのか、……。

U: 書店を巡って手に入らなかったんです。

S: じゃあそれは、その、きょ、今日?

U: 今日です。はい。

S: これ、あのー、たとえば、僕らが時間ちょっと(1語聞き取れず)出しますよね。「来週にしませんか」とか、……なかったんですかね……?

WM: 普通するよね!?

S: 今週じゃなきゃ無理、みたいな感じだったから……。

U: いや、今もう見たから話せますよね、でも。

WM: いや、そんなこと言ってんじゃないの! あなたの、取材者としてのマナーの話ですよ。僕ね、あなたに答えるわけですよ。あなたに、責任があると思ってるから答えるわけですよ。

U: じゃあもうそういうのツイッターでどんどん書いてください、上田さんはこの本を読んでこなかったですって。

WM: ええええええっ!? そんな話なの僕が今言ってんの!? あなたを責めて、あなたを責めて、あなたを晒すことを言ってんの、僕!? あなたに、責任を負いたいから、あなたに対して責任をちゃんと果たしたいから、あなたも責任を果たしなさいっつってんですよ!! わかる!? 僕あなたに親切で言ってるんですよ逆に言えば。

U: ありがとうございます。

WM: あなたの、あなたのね、解決してくれるって気持ちうれしいんですよ。だから僕うきうきして来たんですよ。ほんとに。

U: あのー……。

WM: いや、聞いてんの!?

U: まあ説教されてるってのは分かりますよ。

S: まあ説教(数語聞き取れず)かもしれないですね今の言い方は(笑)。

WM: 僕とあなたは、説教されて説教されて怒られて黙っちゃわなきゃいけない立場なの、僕とあなたは(笑)? 対等でしょ? 嫌なことがあったら嫌ですって言えばいいんですよ。僕あなたと上下関係ないんだから。

U: そうですよね。

WM: ね!? 反論があれば答えればいいんです。ただし、あなたのマナーはさっきからなってませんよって僕言ってんの。もうね、上関係でも下関係でもないからこれ言えるの。

U: すいません、じゃあ……。

WM: 上関係だったらむしろ言えないよな、ははっ(笑)。

U: 制作内容を知らなかったっていうところはお詫びします。で、今その原稿を書いてもら……。

WM: いや、だからそういう問題じゃないって! あなた何の資料も読んできてないでしょ要するに。せめて、じゃ一緒に調べようよ。俺とこれからやることを。つきあうから。……だってあなたネットで公開されてるようなこととか、あるいはちょっとトゥゲッター見れば分かるようなことも、調べてきてないわけでしょ?

U: いや、私なりに調べました。

WM: いや、調べたの!? 

U: 調べました。

WM: そのデータ、持ってきてるわけ、ちゃんと? プリントアウトするなりメモしてくるなりして? 

U: 一応メモにはしてあります。

WM: その金額のことなんか烏賀陽さんがさんざん言ってるわけでしょう?

U: それ出しましょうか……?

WM: それ、キモだよねえ? キモだよねえ? キモじゃない!?

U: そこまでおっしゃるんだったら私もとことん突き詰めますけれども……。

WM: (笑いながら)当たり前だろ、だって……だってあなたさ、解決したいと思ったんだよねえ?

U: はい。

WM: じゃ、なんで中途半端に来んの、じゃあ?

U: 中途半端って……そこの内容を見てなかったってのは申し訳ないと思います。

WM: そこだけじゃない! たとえば金額だってそうだよねえ? たとえばさっき、「開きがありますよね」って、「いくら開きがあるからおかしいと思いませんか」って言ってくださいって、言ったよね僕!? でも言えない。普通は、……普通はですよ……。

U: アーカイブ制作費の、じゃあ、いくら今出てるんですか? 出資はいくらですか?

WM: だからー!! そんなこと答えません! じゃあ。

U: だっておかしいじゃないですか。

WM: 答える必要がないから! 

S: 出資がいくらかってご存じじゃないのに、開きがあるって……。

WM: おかしいでしょう!?

U: お二人からお聞きしたいんです。

WM: じゃあ、それは公開するときに知ってください。それでじゅうぶんです。こちらが公開する時期で。読者の方々に言われたら、申し訳ありませんがどもう少々お待ちくださいって言うけど、あなた単なる取材者なんだから、勉強もしてこないんだったら帰れってだけです。当たり前です。甘えんなっつーの! 答えますよいくらでも答えますよ。答えるけども、答えるなら答えるなりに、あなたの努力なり責任なりを負いなさいっつってんですよ! ちゃんと反論してくださいよ言いたいことあるんだったら。

U: えー、ですからその原稿料の話は全然お金が合わないってことですよね。

WM: 全然反論になってないっ!

U: 原稿料と、アーカイブ制作費の内訳を教えていただきたい。

WM: 教えません!!

U: それはどうしてですか?

WM: 公開するのは、11月……みんなが集まったら公開しますって言ってるでしょう!? でも書いてあるんですよ、ネット上に。そのぐらい……そのぐらい聞いてきてね!? 質問すんなら。まあ答えようかなって考える。まあ疑問があるなら。そのことについて、まあ全部が答えられなくても、なんかそのヒントになるようなこと、あるいは誤解を受けないようなこと言おうかなって思う。……何にもない!! 取材じゃない!! 質問ですらない!

U: ええ、まさにそれはそうなんですけど、今質問してるわけですけども。

WM: 質問ですらない!! こんなもの! 俺に言わせると。

U: ええと、じゃあ「印税がプロジェクトにまわされます」って言い方っていうのはおかしいんじゃないですか?

WM: だからこの本を読んで、あなたは今どう思いました、この本を読んで!?

S: そのおかしいっていうのは、日本語としておかしいってことですか?

U: そうですね。どういう意味で使ってらっしゃるのかっていう……。

 

続く


@irakusa