驚くべき事実が解った。

若山照彦・山梨大学教授はSTAP細胞論文撤回後に、理研から山梨大学にSTAP細胞群を移管させ、その譲渡契約書に捺印していたのだ。

若山教授が「論文の画像に不正があった」と論文撤回を呼びかけたのが2014年の3月10日。
そして、理研の調査委員会がSTAP細胞論文について不正行為を認定したのが同4月1日。
 
若山照彦教授のSTAP細胞群の移管契約書はまさにその日に捺印されている。
平成26年4月1日(2014年4月1日)
これはどういう事だろうか。

改めて、STAP細胞の騒動の流れを確認してみた。

2014年1月28日STAP細胞の作成を記者会見で発表。
     1月30日「Nature」がSTAP細胞論文2報を掲載。

     2月13日論文使用画像が不自然と指摘され、理研が調査開始
     3月10日若山照彦教授が論文撤回を呼びかけ。

朝日新聞デジタルより、3月10日の若山教授の論文撤回コメント。
 『若山さんは10日、ネイチャーの画像がSTAP細胞由来ではなかったとすると「様々な細胞に変化したという証拠がないことになる。研究の根幹が揺らいでいるのと同じだ」と指摘。理研の共著者らに撤回を呼びかけたことを明らかにした』

4月1日、STAP細胞の実験成果の移転手続き契約書が締結、若山教授が捺印。


移管契約書には理研、山梨大学、若山教授三名の捺印が確認できる。
研究の根幹が揺らいだとしながらも、STAP細胞研究成果物の移転手続き書に若山照彦教授はどんな思いでその成果を確かめ、どんな顔で捺印したのだろうか。
この契約書を見て、改めて、若山照彦教授に真相の全てを語って貰いたいと強く願ったのは私だけではないだろう。


 
CCF201wakayama


こちらは別紙でそえられたSTAP細胞実験成果物の移転契約書(移管書とも言う)

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若山照彦・山梨大学教授はこの成果物書を確認の上、捺印しているのだ。
(一部年表にタイプミスあり)


参考文献

科学月刊誌 『化学』2014年8月号 出版社(株)化学同人