巷では「小保方さんがES細胞を盗んで万能性のある細胞を発見したと言って若山博士を騙していた」こでSTAP細胞事件は決着してるようです。
NHKスペシャル『STAP細胞 不正の深層』でも李博士の引越の時に 持って行くはずだったES細胞を盗んでいたかのようなイメージ映像が流れました。

 そして写真週刊誌『FRIDAY』では元理研の研究員石川智久さんが「李博士の細胞を盗んで若山博士に渡して実験させていたんでしょう」と「小保方晴子さんを窃盗で刑事告発する!」と告発していました。これはいつの間にか被疑者不詳でこれからの実験に使う為に誰かが盗んだ事に容疑がしぼんでいました。

 ではES細胞とは何なのか。生物学が解らなくても感覚で解るように説明します。
マウスの受精後一週間くらい以内に胚 から取り出した細胞で増殖し、身体の器官に分化して行きます。

 一方、論文上のSTAP細胞の特徴はマウスから取り出した細胞を酸性の液につけると、死んで行くものもあるが、一部は生き残って未分化の状態に戻る、というものです。

 ですので、ES細胞を若山博士に渡しても、既に分化出来る能力を持った細胞ですからすぐに気がつかれるはずです。
小保方博士は幹細胞を幹細胞に培養させようとしていた事になりますし、若山博士はそのまま騙されていた事になります。
なので、ES細胞の権威である若山博士を騙すハイリスクの実験詐欺をやる事を小保方博士が選択する事はあり得ません。

 ES細胞の特徴を考えると、「小保方細胞窃盗説」がいかに非科学的であるか、解って頂けると思いますし、科学者で医者である石川智久氏がこのような告発をして世間を騒がせた事は看過出来ません。
石川氏は最近FBの投稿で「このこの事について一生話す事はないでしょう」と話し、たこ壷の中に入ってしまわれましたが、この科学的矛盾について、科学者として、生命を取り扱う医師として、説明する義務があると思います。

画像は写真週刊誌『FRIDAY』2015年2/6日号より。
 
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