多くの誤解と混乱が広がり、終息しつつあるようですが、木星も纏めたいと思います。
高江のテント側が批判されていますが、お門違いです。
この問題の起点は三宅洋平氏にあり、その責任も三宅洋平氏に帰結します。

 何故なら高江の事を教えたのも三宅洋平氏ならアテンドしたのも三宅洋平氏だからです。


 2016年8月6日、日本の総理大臣、安倍晋三氏の妻であでる安倍昭江夫人が沖縄県東村にある高江を訪問しました。ここは米軍がヘリコプターの着陸基地を6つ作ろうしていて、工事が進んでいます。高江を包囲するような形で基地が作られる計画で、高江の人々はその工事を反対して現場にテントを作り、抗議行動をしています。そこに全国から集められた機動隊が工事を守る為に高江の人々を強制排除したりして、問題が大きくなっています。

 そこに昭江夫人が訪問したのです。
アテンド(案内)したのはミュージシャンで政治家の三宅洋平氏です。
抗議のテント小屋に入り、その場に居た人は高江の実情を昭江夫人に訴えました。 

 
 昭江夫人は以前から三宅氏の考えや政治活動に共感し、興味を持っていたという事から、
フェイスブックで三宅氏に連絡を取り、居酒屋で懇談しました。 そして高江の事を話し、住民が弾圧されている様子を記録した映画「標的の村』を見る事を進め、それを見た昭江夫人は高江に行く事を決意。
三宅氏は責任者である
山城博治さんに連絡を取り、高江までアテンドしました。

 当然、テント内に居た人達は混乱しました。
現場の混乱と三宅氏との対話の様子が纏めされています。http://togetter.com/li/1008996

 
 この事件はテント側の対応が批判される流れを作りました。
何故(テント側からすれば)敵の総 大将に一番近い人が来てるのに対話を図らず拒否するのか?アレですかね?」

 http://togetter.com/li/1008996
 この地元の人の会話は昭江夫人がテントを出た後で、既に会話は終了しています。
テントの人達は昭江夫人に要望を伝えています。
追い返したというのも間違っていて、15分でテントを後にしたというから昭江夫人が一寸見に来た、という感じだったのでしょう。テント側が会話を拒否し、追い返した、というのは事実誤認です。

 三宅「この運動は本当に開かれているのか。みなさん来てくださいといいながら、お前は来るなと昭恵夫人に言えるのか。」この言葉も昭江夫人が帰ってからの発言です。
三宅氏は政治団体「日本アーティスト有意識者会議」(苦笑)を組織していますから政治家ですが、この発言は完全に昭江夫人寄りで中立ではないですよね。これでテント側が昭江夫人に「お前は来るな」と追い返したような誤解が広がりました。(アーティストで意識ない人居るんでしょうか?しばし、芸術は世情や戦争を厳しく批判したり、皮肉る為に素晴らしい作品を作り上げます。)

 昭江夫人、「テントでの挨拶はなしで」という事だったらしいのですが、そりゃテントの人もムッとくるでしょう。それはアテンドした人が「挨拶をして下さい」と促すのが礼儀でしょう。
何でしょうか。

 この天孫降臨的な感じは。

 さらにお忍びで、と言いながら三宅氏は自分らの撮影隊も帯同させていたというから、「昭江夫人がテントを訪問、テントの人驚く。アテンドは三宅洋平」という劇的な絵柄を撮るのが目的だったのでしょう。私がその場に居たら「見せ物にされてる」とすごいショックを受けたと思います。無神経もいい加減にしろと言いたい。三宅氏は弱者視点ではなかったのですか。横柄な広告代理店みたいです。

 もう一度書きますが、テント側は昭江夫人と対話している。追い返してはいない。機動隊にボコボコにされ、生活権、居住権を侵害されて怒りがピークに達してるところに、総理夫人が「挨拶はなしで」
訪問した訳です。テント側は抜き打ちでショックを受けた。カメラが無断で入って来た。などで的確な表現ではないですが、「襲撃」されたようなものです。昭江夫人に悪気は無かったのかもしれません。
そこはコーディネートした三宅氏の対応がマズ過ぎたという事につきます。

 しかも案内はしたがそれ以上は責任持てません、みたいな事をブログで長々説明しています。
http://ameblo.jp/miyake-yohei/entry-12188446850.html

 おのれは小学生か。政治家だろう。やった事、行動には責任持てよ。
今テント小屋が三宅氏が企画した事で批判されてるのなら、状況を解るように説明しなさい。
言い訳ではなく、事実関係を明らかにしなさい。
お忍びなのに撮影隊がいたのは何故ですか?

 お忍びなら変装でいいでしょう。お忍びと言いながら「総理夫人昭江」として行く事自体、矛盾しています。応援でもなく視察でもなく、自己満足で見に行ったのなら、そりゃ、テントの人は生存をかけて運動してる訳ですから傷つくに決まってるでしょう。

 

 溺れている犬がいます。ほう、それは大変、見たい。見た、溺れてた。


 どこのお嬢ちゃまですか。税金で飯食ってる政治家の奥さんでしょう。SPもつく。
興味本位で自己満足だったとフェイスブックで告白してる様子ですが、可哀想なのはテントの人達です。とにかく高江にヘリパッドが出来るというのは、沖縄が全然返還されてない証拠です。
早くなんとかしないと、自然も人の営みも大変な事になります。

 三宅氏は高江テントを自己宣伝行為に使おうとした事を自覚しなさい。
言い訳は無用。「おれってすげえ奴」みたいなの、政治家では通用しません。結果が全てです。
社会人もそうですが。

 今起こった混乱を纏め、問題解決に全力を尽くして下さい。
三宅氏への政治家の評価はそれで決まります。


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  三宅洋平さんと安倍昭江夫人のインタビューを希望しています。
載せてくれる媒体はないかも知れませんが、できたら直接二人にお話しをお伺いいたいと思っています。どなたか、アテンド(笑)して下さる方がいれば有り難いです。

木星通信  mjp@mbr.nifty.com