子宮頸癌ワクチン被害者家族から告発されていた 中村璃子氏の不適切な記事と取材方法について。

  (子宮頸癌ワクチン被害者を以下、ワクチン被害者とする)ワクチン被害者家族に対する、誹謗中傷とも捉えられる記事がウエッジという雑誌に掲載された。

 それは
 中村理子氏署名記事のWeb版 (村中璃子はペンネームで中村理子が本名である)で確認出来る。
『週刊金曜日』でも問題視された『子宮頸癌ワクチンとモンスターマザー』http://archive.fo/4bMQR という記事が酷い。ワクチン被害を受けたという中二の少女について、その親は「モンスタークレーマー」で少女は虚言癖で「失神して倒れても決して怪我をすることはない」理由は「受け身をして倒れるから」だとしている。
 失神して倒れても怪我をしないので、少女が失神を偽装したかのように受け取れる記事だ。全体的なトーンは「子宮頸癌ワクチン被害を受けたと主張し騒ぐ家族はモンスタークレイマーで子供は虚言癖なのだ」という印象を受ける。驚くのは何一つ読者が確認出来るエビデンスを示していないのだ。ただのうわさ話の受け売り。

 政治家や芸能人でもないワクチン被害を受けたと告発した一般人のご「近所のうわさ話レベル」が科学議論の名前を借りてヤフーのニュースに掲示される事も驚きだが(不適切極まりない)この記事が作られた背景について、まさに取材の裏側が理解出来るよう、読者にもう一方の事実を示したい。(ワクチン被害者のブログ記事を引用するが、記事に掲載された少女の弁護士の書面から引用されたり、直接、少女の親御さんから委託を受けた事実の拡散で、信用に値する。この件について、私も取材を進めたい)

 
中村氏の記事中には「地元の名門校に進学した少女は、高校では「よく失神する子」として知られるようになる。しかし、今ではワクチンのせいということになっている失神に対し、冷ややかな反応を示す同級生も多い。」とあり、以前から失神癖があるのに、「ワクチン被害を受けたからだ」とワクチン被害を偽装するようになった、と受け止められる内容で、同級生もその症状に冷ややかだ、と少女の先天的な異常性をほのめかしている。

 ところがワクチン被害者家族が運営しているブログには「A子さんは本州の病院で多くの検査を受け、子宮頸がんワクチン接種後に脳炎を起こしているという診断がつけられている」として、「読み手に誤解を与える」と怒りを露にしている。
 http://ameblo.jp/3fujiko/entry-12154916141.html より〜

 さらに「A子さんとそのご両親は、さぞかし悔しいことと思う。この場を借りて、A子さんの診断が脳炎であり、検査に基づいた診断を得ていることをここにお知らせする。メディアが一歩間違えると一人の少女、ひとつの家族をいかに苦しめるか。それを、よく知ってほしい。」と訴えている。

 つまり失神の原因は「脳炎」であり、その症状は本物だったのだ。

 で、あるならば、このウエッジが掲載した記事の一部は捏造であるという事になり、なおかつ少女家族に向けられた「モンスタークレイマー一家」であるという内容も全体的に疑わざるを得ない。何故なら、このような記事の意図はワクチン被害を受けた家族を世間に白眼視させる事だ。これは「小保方氏報道被害」と同じ手法がとられている。この記事の目的は何か。読者に誤解を与えるのが目的でその利益は何か。ワクチンが無害ならもっと科学的正攻法があろう。

 この記事は少女とその家族を悪者にして「罰」を与えるのが目的なのか。その判断は読者に委ねるとして、「子宮頸癌ワクチンの被害を認めない」とする科学者、サイエンスライターは一定数おり、それが被害者がどんなに声を上げようと、科学的根拠を示さず、被害者の人格否定で切り返し、世論をそちらに誘導するのだ。これも「小保方氏報道被害」とまるっきり同じパターンだ。

 ワクチン被害者を罵り、嘲笑する連中も「小保方氏報道被害」に出て来た科学者、サイエンスライターと同じ顔ぶれなのだ。これは偶然ではない。

 同ブログによると
ワクチン被害少女の家族は弁護士を通じて取材は不適切であり、記事は「ウエッジ」に掲載しないで欲しいとの申し入れを行った。(16年3月15日)

 また記事を書いた中村理子氏に「掲載は許されるものではない」とした抗議文を送っている。
リンクより引用、弁護士の抗議文書 一部抜粋「株式会社ウェッジの主張は、取材過程で虚偽の事実を告げ、親の承諾を得ない取材を目的とし、未成年者の友人たちを巻き込むなどして執拗に行われた村中氏の取材と、それに基づく記事掲載への不安が、副作用被害に苦しむ被害者に与えた精神的苦痛を理解しないものと言わざるを得ません。」

 中村氏はジャーナリストである事を隠して少女に近づき、また少女の友人にラインのアドレスを聞き出すなどして少女とラインで繋がり、保護者を通さず取材を行おうとしたのだ。その手口は悪質極まりない。何度も書くが本当にワクチンが無害ならば、このような手法を持ち要らずとも、科学的な根拠を示し、理解を求めればいいだけだ。(中村氏は記事中で少女を「よく失神する子として知られており、倒れても怪我しないので周囲の同級生は冷たい」と書いているが少女はちゃんと友人がいる事も弁護士の書面から確認出来る)

 有識者である中村氏がいくらでも誘導尋問出来る立場である。保護者同席でなければ、取材は許されない事は勿論だが、その秘密取材工作には「病状がワクチンの被害ではない言質を
誘導尋問して引き出そう」する意図があるように思えるのは私だけなのか。

 このような卑劣な取材方法を行い、弁護士を通じた記事化しないようにする取材対象者からの要請を無視した記者も酷いが、ついにその記事を載せたウェッジもその見識を疑わざるを得ない。このような偏向した雑誌がグリーン車で無料配布されていて、読者からも抗議や疑問の声が上がらないとすると、日本の富裕層の見識や公益心の低さを痛感する。(ウエッジは
グリーン車の主要顧客である「アッパーミドルクラスビジネスパーソン」を想定読者としているそうだ)
東海道・山陽新幹線グリーン車では無料配布という事なので、JR在職の意識ある方、JR連合などはこの雑誌の購入、配布を停止するようにJR本部に働きかけて頂きたい。



 ちなみに、この「ウエッジ」と中村氏は「子宮頸癌ワクチンと脳の障害についての因果関係」を報告した信州大学の池田教授に対しても「データの捏造をした」と告発してついに訴えられた。『記事』

中村氏の記事に根拠なんか存在しないのだ。
記事の中身は悪質なデマである。それを読んだ医師とか研究者が二次情報としてブログやさも事実であるかのようにTwitterで拡散する。
これも「小保方氏報道被害」と同じ。メソッド、マニュアルがあるのだろう。

子宮頸癌ワクチンが有害だと困る連中とSTAPが存在したら困る連中はリンクしており、取り巻きの科学者、サイエンスライターは全く同じカテゴリに生息している。

ワクチン被害の「可能性」をデータに基づいて報告した池田教授に対するネガティブキャンペーンを「報道」の名の下に行った事に対して「損害賠償請求」の裁きが下される。今ままでネットの噂が先行していたこのネギャキャンに司法の光が当てられ真相が白日のもとに晒される。

 弁護団長はあの「国賠の名軍師」清水勉氏。私も出来る限り、傍聴したい。

 最後に。中村氏は未成年の取材対象者に保護者の許可なく取材を申し入れした事を認めている。
「懸念」があれば親御さんに無断で取材していいのか。独善的な報道倫理である。
ワクチン被害者らに「見えない事情が存在」など中村氏は書いているが、それが不適切取材を強行した中村氏自身にあるのではないか?と聞いて見たい。


http://archive.fo/4bMQR より〜 最終段落より〜


 「
少女が置かれた環境を懸念して本人に直接取材を申し入れたが返事はなかった。プライバシーには配慮しているが、後日取材方法に抗議し記事化しないことを求める内容証明が両親の代理人から編集部に届いた。ワクチン被害を訴える親たちの背景には、彼らの主張からは見えない事情が存在することがある。」


Wedge編集部,村中璃子 引用終わり〜

 

 
yjimage
  ☆医学者の名をかたり、ジャーナリストの名をかたって、読者に誤解を広める事は許されない! 中村氏はハッキリと研究班が捏造したと書いている。それを証明するのは訴えられた中村氏であって、信州大学の研究班ではない。(ワクチンを打ったら脳に被害が確認できたとするマウスの写真データを池田教授が捏造した、と記事では主張している。)

関連記事もどうぞ! 
 
02)