木星通信 @irakusa

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カテゴリ : 裁判

 現在、『週刊文春』がスクープした甘利明大臣の収賄疑惑で世論が湧いているようですが、木星は冷めた目で静観しています。何故なら甘利大臣がテレビ局と取材記者にスラップ裁判を仕掛けた時、マスメディアは沈黙していたからです。木星は今このように甘利大臣の黒い噂が流されるのは背景に何かあると睨んでいます。今から甘利明大臣がテレビ東京(以下テレ東と表記)に対してしかけたスラップ訴訟の概要をお伝えします。



 【甘利明氏が仕掛けたスラップ訴訟、請求賠償金額は約1100万!】 
2011年6月18日に放映された『週刊ニュース新書』という番組で東日本大震災による原発事故後、政治家が事故が起きるまでにどのような安全対策を行って来たか、そこにぬかりはなかったのか、当時の責任担当だった政治家にインタビューする企画の中で、当時は要職を離れていた甘利明議員に対し、取材を行いました。


 甘利氏は取材で見せられた「質問趣意書」に対して態度を硬化させ、取材を中断、別室に引きこもり、記者を呼んで「俺を陥れるための取材だ」「原発事故の責任を押し付けられたらたまったもんじゃない!」などど記者に暴言を吐き、しまいには「日本なんかどうなったったって良いんだ、俺の知ったことっゃない」と記者を恫喝しました。記者は「一端、引き取らせて頂く」としてその場を納めましたが、空席になった場面を放映、「取材は中断となりました」とナレーションが入りました。
 
 「質問趣意書」とは、
共産党吉井英勝・衆議院議員(当時)が巨大地震が発生した時に全電源が喪失、メルトダウンの危険性や原子炉が破損した時、放射性物質が拡散した場合の被害予測が出来ているのか、などを問題視、疑問視したもので、まさに2011年3月11日に起こった原発事故放射能被災被害を予見する内容でした。この吉井氏の「質問主意書」を元にした質疑に対して当時の安倍首相は「質問の意図が分からないので答えるのが困難」と切り返しました。(2006年12月13日国会答弁)

 
 予測不能とされて来た原発事故被害でしたが、五年前にちゃんと問題点を指摘した政治家が居たのです。甘利氏は当時の経産省大臣で、原発行政のトップでした。
2011年の事故について、当然その安全対策について、責任を問われる立場にいる訳です。
現に甘利氏は取材された時、「これは自分を陥れるための取材だ」と被害意識を持っています。
メディアの責任追及に対して過敏なほど、危機意識を持っていたのです。

 しかし木星が裁判記録を閲覧したところ、取材担当者は責任を追及する目的で甘利氏に取材をかけた訳ではなく、「反省点と今後の改善点」を聞くのが目的であったと証言しています。
記者として、公益の観点から取材を試みたという事なのです。


 それに対して、甘利氏は取材拒否した空席を放映した事は自分を侮辱する内容だとしてテレ東とテレ東の取材記者三名を指名して名誉毀損で民事裁判を起こしました。請求した損害賠償金額は合算で約1100万。それと謝罪広告の要求。判決は原告・甘利明氏の訴えの一部を認め、被告テレ東側に330万円の支払を命じる判決が下されました。

 木星は2012年8月28日の東京地裁103号法廷で行われた証人尋問を傍聴、また訴状、裁判記録も閲覧し、記事にしました。これを衆知したい、拡散したいと行動しましたが、僅かに日経が記事にしたくらいでマスコミの一切は沈黙しました。政治家のスラップはやり放題なのか、と憤慨しました。
なかでも驚いたのは甘利氏の政務に関する責任意識の低さでした。いえ、政務どころか、日本人として、許しがたい発言も行っていました。

 甘利氏の本音としては、たまたま経産省大臣を持ち周りでやってただけなのに、責任問題を追及されるのは理不尽。そんな独善意識を裁判から感じました。
二世議員は「貴族階級」だと痛感したのはこの時です。責任意識・責任能力が皆無なのですから。
こんな考えでは「政治家」以外、務める事が出来ないでしょう。


 では日本の政治は、誰が責任者なのでしょうか。日本人は選挙の投票で何を信託をすればいいのでしょうか。一般社会では問題が起きた時、事故が起きた時、製造者の管理責任が問われます。
原発行政は国策で行われて来たのですから、その管理責任は国の最高責任者である総理大臣であり、管轄省庁のトップである経産省大臣にあります。それでは、これから甘利氏の無責任、問題意識の無さを証言した記録を見てみましょう。

【甘利明氏の暴言の数々】(裁判記録より、テレ東記者との取材中のやり取り)

「これは私を陥れるための取材だ。放送は認めない。」
「録音するな」
「とにかく暗がりでよく判らない上にうる覚えで言った言葉をカメラでしっかり撮っていたじゃないか。それを消せと言っている」
「(テープを)消さないと放送するにきまっている。流されたら大変な事になる。あなたも一回そういう目に遭った方が良い。誹謗中傷されたらどんなに辛いか」
「自分には家族がある」
「こんなもんが放送されたら自分の政治生命は終わりだ」
「原発事故の責任を押し付けられたらたまったもんじゃない!」

私には肖像権がある取材を受けた人間が流すなと言っている。放送は認められない」
「引き取ると言ったってどうせ流すんだろう流さないと番組が成立しえないじゃないか」
「何度も言うが原子力安全委員会が安
全基準を決める。彼らが決めた基準を経済産業省は事業者に伝えるだけ。安全委員会は地震や津波のプロが集まってる組織。そこが決めてるんだ」
甘利「大臣なんて細かい事なんて判る筈無いし、そんな権限がない事くらい君も判ってるだろう。答弁書だって閣議前の2分間からそこらで説明を受けるだけだ」
「原発は全部止まる。企業はどんどん海外へ出て行く。
もう日本は終わりだ。
落ちる所まで落ちれば良い。マスコミだって同じだ。お宅も潰れないと判らないもんだ。もう私の知った事ではない

 
つまり「日本なんてどうなってもいい!」という事なのです。

【怪しいマスコミ・検察の動き】
 以上お伝えしようにテレ東の取材は正当です。「陥れるための取材」とはどこにその動機があるのでしょうか。間違った被害意識です。
政治家が「日本はもうおわりだ。落ちる所まで落ちれば良い。」とまで暴言を吐き、原発行政を反省するどころか、安全対策の改善点を聞き出し、今後の知恵として原発問題に生かそうとした記者とテレビ局を訴えたのですから政治家として許し難い暴挙です。しかしマスコミは決してこの裁判を取り扱う事はありませんでした。

 今、このように甘利氏のスキャンダルが簡単に世に出るという事は裏に何かあるのではないか、と木星は考えています。甘利氏はTPP担当大臣。農政族議員の反発にTPP推進に弱腰の甘利氏をスキャンダルで更迭。TPP推進派の大臣を後がまに据えようとする粛正工作なのではないか、と疑いを持っています。「日本は終わりだ」なんて暴言を吐く人間が大臣をやってる事も異常で、こんな仁の薄い人は今直ぐにでも辞めて頂きたいのは山々ですが、そのスキャンダルの目的が実はTPP推進だったりするのでしたら、用心が必要です。

 権力側は市民に有益な人を市民に攻撃させて、既得を守る作戦に長けています。
今回もそのような算段がこの甘利氏のスキャンダルに隠されているような気がしてならないのです。
勿論、甘利氏が「市民に有益な人物」であるという構図は今回は当てはまりませんが。
とにかく今、甘利氏への誹謗中傷よりもTPPが今どうなっているのか、日本の農業を守れる推進のやり方なのか、厳しく注目して行く方が市民の利に叶っています。


【2006年、阿部政権は原発事故の安全対策は問題ないとしていた】
 
 この問題の重要ポイント。
  • 2006年阿部政権は「原発問題での大震災の安全対策、放射能被害予測」を質問されても「万全だ」と答弁していた。
  • 訴えられた記者は甘利氏への責任追及が目的ではなく、今後の為に「問題点と改善点」を当時の責任者である甘利から聞きたかった。
  • 甘利氏は「肖像権がある」「日本はもう終わりだ」当の問題発言。これを世間はスルー。
  • 甘利氏はテレ東と取材記者三名を相手取り、約1100万の損害賠償と謝罪広告を要求して民事裁判で提訴。判決は330万円の賠償命令。テレ東控訴せず。判決確定。
  • 2012年8月28日、木星この裁判の証人尋問を傍聴して余りの酷い裁判に仰天。報道もされず、仕方なくというか憤慨して記事に書く。マスコミはスルー。(フリーランスも無視)


 メディアが何を隠し、何を表に出すのか。
じっと観察して行くと、日本が何処に向かって行くのか、何を国民が課せられているのか、見えて来るものがあるかもしれません。


関連記事「自民党の甘利明氏がテレ東を名誉毀損で提訴!」

→直接取材なく、今頃記事にするメディア「収賄疑惑!甘利明大臣の原発利権と無責任体質・・・」
(取材源は木星のブログ?)


 追記:この裁判を記事にして、衆知して欲しいと訴え、取材を要請しましたが、フリーランス含めて無反応でした。しかし、唯一、「とにかく話しを聞きたい」「何があったか、ツイキャスするので、僕のリスナーに説明して欲しい」と声をかけてくれたのは有名ブロガーの「座間宮ガレイ」さんだけでした。

(裁判記録を解りやすくブログにまとめます。この記事の質問・感想をお待ちしています。)
mu71@ezweb.ne.jp
  
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 2015年9月1日、盗作疑惑にゆれる2020年東京オリンピックのエンブレムデザインがついに使用中止の方向に固まっている事がわかった。
エンブレムをデザインしたのはグラッフィックデザイナーで多摩美術大学教授の佐野研二郎氏。

 2015年7月に2010年夏期東京オリンピック、およびパラリンピックの公式エンブレム の公募から選出された。(応募総数104点)
すぐにベルギーの
リエージュ劇場で使用されているロゴマークに酷似していると騒がれ、ロゴマークを作成したデザイナーのオリビエ・ドビは国際オリンピック委員会IOC使用中止を求めて8月14日に提訴した
ドビ氏は「佐野氏は芸術的な見地からは何も説明していない」としており、
国際オリンピック委員会(IOC)と徹底的に争う姿勢を見せており、裁判は9月22日から始まる予定。

 またサントリーの懸賞品トートバックのイラストの盗用も発覚し、「社員がやった、チェックが漏れた」として謝罪、商品の一部を取り下げた。

 さらにエンブレムの使用例としてのイメージ画像が個人ブログからの盗用ではないかとの声があがっており、 組織委員会は調査を進めているという。
このブロガーは読者投稿コメントに寄せられた声にこのような声明をだしている。
https://sleepwalkingintokyo.wordpress.com/2015/09/01/to-whom-it-may-concern/
写真使用の事前連絡は佐野氏からは全くなかったと残念がっている。


 正式採用されたエンブレムの使用中止は前代未聞の事であるとして、ここまで問題化する前に類似例のチェックを怠った組織委の公募運営方法に大きな問題があると言えるだろう。
 
 選考員はなれ合いの談合、【八百長】 か?
驚くのはこの選考会のメンバーと佐野氏との利権関係だ。
画像はhttp://matome.naver.jp/odai/2143953377716186601 より。
 
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このような因習で新しい人材が発掘されるのだろうか。
賞の賞金もこの人達の間でグルグルと回るのだ。

 東京オリンピックの為に知恵を絞り、腕を競ってデザインを作った人達は『当て馬』に使われた訳だ。
今回は多くの人が怒り、美術界以外の人達がこの問題を追及した。個人ブログで使用例の写真元を発掘し、まとめを作り・・・完全に今回の働きは既存メディアの能力を凌駕していた。

 今回を機に公募を人材発掘の場に当て、公正な審査で優秀な作品が選出されるようになれば、ブロガー探偵団の果たした役割は『なれ合いで構成された美術界の健全化』に一役買った事になり、その貢献度は日本美術史で讃えられると言う予想はきっと的外れにはならないだろう。

 
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 チカさんから経産省抗議で逮捕された三人が釈放の方向に向かっている、と速報が飛び込んで来ました。

 2015年5月28日午後9時ごろ、経産省の敷地に入り抗議をしていた「火炎瓶テツ」さん「園良太」さん、他Aさん、三名が逮捕されました。

 容疑は建造物侵入です。
経産省は車道、歩道、庁舎入り口の間に門扉と歩道を分ける敷地があり、そこに入り抗議をしていた為に警備員に注意され、警察に通報されました。
警察官約20名が到着、その場を現認。
いったんそこから離れ、経産省テントひろばにて警察官と三人が状況確認と説明を行っていたところ、警備員から被害届が出され、その場で逮捕となりました。

 現行犯逮捕ではなかった様子で10日間の勾留延長がつき、本日勾留理由開示請求裁判が行われました。三人に弁護士はついています。

 また一部インターネットで「園良太」さんが警官に抗議、暴行したとの噂が流れていますが、目撃証言によりますと、そのような行動を園さんは取っていない、と否定しました。

 今回は歩道側で抗議をしていたら何も問題が無かった訳で、敷地内に侵入、被害届では通常の逮捕となるのは致し方ないと思われます。
なんでも不当逮捕だ、弾圧だとする支援者の声には首を傾げます。

 とりわけ、三人の若者(でもないかも知れませんが)の人生、現在の経産省テントひろばの現状を考えると、軽挙妄動だと叱る声があって当たり前だと思います。

 ただし、誰かの所為だ、巻き込まれだとするのもおかしな話しで、彼らは20歳をとうに越えた成人です。子供のお使いではあるまいし、そんな幼稚な邪推をネットでまき散らすのも大人げない行動です。文句あるなら、映像なり画像なりを出してキチンと責任問題を検証すればよろしい。
証拠もなく、三人の証言もないのに、逮捕された三人のうちの誰かが争乱の首謀者だとして断罪するのは「不当」な行為ではないですか。

 誰かが暴れて逮捕なら、「公務執行妨害罪」も付く筈です。
 

 証言者による時間経過では

5月28日午後九時過ぎ、経産省の門扉前の敷地内に入り三人が抗議行動。

警備員が来て注意、抗議行動続行。

警備員が警察に通報。

警察官20名到着、現場を確認。

三人と警察官が「経産省テントひろば」に移動、ビデオで状況説明中、警備員から被害届が出され、その場で逮捕。

 の流れで、「厳重注意」で終わる所を「園良太」さんが暴れた為に他二名が巻き添えになった、というのは完全に誤報です。建造物侵入で被害届が出されたので、三人が経産省の敷地に入っていたら三人とも同容疑で逮捕です。


 それから、この騒動を見て、報道された名前をTwitteしたら、「名前を出すな」と言われました。
主催者が「逮捕者が完全黙秘しているので名前を出さないで欲しい」との事でしたが、日刊ゲンダイやサンケイがネットニュースで流し、Twittetでは「火炎瓶テツ」さんの実名まで暴かれる始末。

 黙ってる方がアンチに名前を使われてマイナス効果しか産まないでしょう。
報道に流れている事を言うな、書くなというのは「言論弾圧」「表現の自由の侵害」でしかなりません。

 「仲間を取り戻す」目的の為に、第三者を弾圧してる訳です。
今回、私はこの救援会関係者から「仲間かどうか」「我々の味方かどうか解らない」「利益になる事を書いてくれるかどうか解らない」などと言われました。

 裁判所の歩道に集まった逮捕者の救援者に傍聴券が外れた為に、あまりの傍聴券を融通して貰えないか、と聞いた時に言われました。
これは彼らが普段から糾弾している「差別」「弾圧」ではないですか?

 長い間「園良太」さんを応援し、彼の活動、警察からの弾圧に対して多くの市民に理解を得られるよう記事を書いて来ましたが、ほとほと愛想が尽きました。

 「もうかかわり合いになりたくない」というのが正直な気持ちです。
私は「園良太」さんに認めるべき罪は認め、反省し、市民運動のリーダーとして成長して貰いたいと思っています。しかし、このような意味の無い逮捕の繰り返しでは多くの人の気持ちが離れて行きます。どれだけ理解を願ってもその気持ちに砂がかけられるような味気ない思いをします。
お金やエネルギーの無駄使いである、とさえ思います。
逮捕されたら、勾留されたら、税金のお世話になるのです。

 今回、釈放されるという事で「仲間が取り戻せた!」と喜ぶ人達は「世間の皆様、情熱が過ぎてお騒がせしました、二度とこんな事のないように、諌めてより良い市民運動出来るよう頑張ります。」
くらい言わないと、無言で冷たい目で去って行く人が多く出るような気がします。

 とにかく、もう私はこの件に関して二度と記事を書く事はないでしょう。
「仲間か仲間でないか」「味方か味方でないか」と言われたからです。
私は何の仲間か何の味方かと言われても解らないし、知り得た事件の事実・真相を解りやすく広め、報道がなく誤解される部分は正したい、とするのみで、「都合の悪い事は書くな」と言論弾圧するような組織とは関わりをごめん被りたいからです。

 そこに民主的活動、政治的活動は存在せず、自分たちの都合の良い事実だけを広めて欲しいという権力者・独裁者と同じ匂いを感じるからです。

 
 それに何の理解の広がりも合意形成から産まれる集合知も見いだせないからです。

 関連ブログ 「さようなら、三年間の日々よ」




追記 この後、三人は釈放されました。



 

 
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 2015年4月30日、上杉隆さんが池田信夫さんを名誉毀損で提訴、それについて判決が出た後にお互いが控訴してる裁判の証人尋問調書を東京高裁で閲覧して来ました。

 ごく簡単にまとめました。(訴状に書かれ、尋問調書には記載されてない内容を示す文章などは省き、問題になった上杉氏や池田信夫氏の主張を書き出しました。)
平成27年(ネ)2010 19民事部。 東京高裁

 内容は経済評論家の池田信夫氏が2012年10月12日にブログで「読売の記事を盗用した上杉隆氏」としたタイトルで読売新聞が2011年3月19日に新聞紙面とWebに出した各国大使館避難警告状況のデータグラフ図表をそのまま上杉隆氏がコピペして使った、と指摘した事によるものの、上杉氏が原告、池田氏が被告となった名誉毀損裁判です。

 池田氏はこれについて反訴しましたので、双方が被告原告となっています。(地裁では双方に50万の賠償支払命令、池田氏にはさらにブログを削除するよう判決が出ました)

 証人D氏の尋問。
D氏は上杉氏に震災時に大使館の避難警告状況のデータグラフ図表を送った事は認めた。
そしてそれは複雑な経路でD氏に送られた物であり、それが読売新聞のデータグラフ図表と酷似、または同じ物であったという事は当時知らなかったという。

 原告の上杉隆氏の 尋問 経歴詐称疑惑から
裁判官「NHKでは記者やディレクターといういわゆるジャーナリストのような職種で仕事していた訳じゃないという事ですか」
上杉「記者やディレクターのような職種に近い仕事をしておりました」
裁判官「正社員として記者やディレクターで働いていた訳ではない、そういう事ですね」
上杉「はい」

中略

裁判官「著者調べというふうになっていますね」
上杉氏「はい」
裁判官「何故ですか」
上杉「出版された方だったらご存知のはずなんですが表とかグラフというのは編集者の仕事でありまして、私自身は内容についてのチェックと言う事に当時は全力を尽くしておりましたのでお恥ずかしながらこの部分のチェックが漏れておりまして私自身が作成した物ではございません」

裁判官「2012年10月頃になった後の出来事について質問して行きます。2012年の10月12日、池田さんの方から『読売の記事を盗用した上杉隆氏』という記事が発表されましたね」
上杉氏「はい」
裁判官「この記事が出る前に池田さんからあなた対して取材がありましたか?」
上杉氏「一切ありません」

裁判官「読売新聞の盗用だと言われましたが、あなたはまず、どういうふうにしましたか?」

上杉「数名の知人から一斉に連絡が入り、それを確認しました。驚きました。読売の記事自体もその時存在することすら知らなかったので非常に驚いたという記憶があります」

中略

裁判官「読売の記事と自分の記事リストが一文字一句全て一致しているという事は確認しましたか?」
上杉「一文字一句というか、一緒の情報源だと言う事は確認しました」

裁判官「問題になっている読売の記事がWebで配信されたものと新聞で発売されたものと2つあるという事は解っていましたか」
上杉「知りませんでした」

中略

裁判官「本訴について最後にあなたは盗用疑惑という事の指摘を受けて色々ご自身でも調査されていたと言う事ですけれども、結果的にあなたが使った記事というのは読売新聞記事が元となっていたんですか」
上杉氏「違うと思います。解らないというのが正直な答えです」 
裁判官「 解らないというのは自分でその点についてお調べになってないということですか?」
上杉氏「調べた結果、最終的には解らない、というのが正直な答えです」

裁判官「読売新聞の記事ではなかったんだとするとどういった可能性があると言う事ですか」
上杉氏「その後の取材で可能性として考えられる点はインターネット上あるいは第三者のソースを読売新聞、そして、まあ結果として出口さんが同時にそれを使い、その出口さん経由で私のもとにあったという事を今現在想定しています。」

裁判官「D氏関係者の方がコピーしたという事ではなかったかもしれないと言う風にお考えだと言う事ですか」

上杉氏 「はいそうです」
裁判官「その身内の方が読売の記事をコピーした可能性もあると思いますか。」

上杉氏「もし、そうだとしたら読売新聞が私に対して数年間の間、何らかのアプローチして、うちのを盗用したよと言ってくれるかなと思っていました。
その後何度も読売新聞には確認していますが、一切ないという事を見ると、読売新聞の方も出所がハッキリしていないんじゃないかと、そういう風に理解しています。」

  最後に、上杉氏は裁判官から「読売新聞に問い合わせた答えは」と聞かれましたが「調べますと言われ、それが最後でした」と返答については言葉を濁しました。

 池田信夫氏尋問
裁判官「上杉隆の検証、このサイト、Wikiと言って誰でも編集できるのですよね」

池田「そうです」

裁判官「それでこのWikiというのは上杉さんに対して批判的な立場からのまとめをしていると、つまり上杉さんに対して敵対的な意見がまとまってる、そういうサイトじゃないですか」

池田「知りません」
裁判官「このWikiの情報は2チャンネルの掲示板の情報をまとめてるという事はご存知でしょう」
池田「知りません」
裁判官「あなたは2チャンネルの掲示板は見ていますか」
池田「見ていません」


裁判官「あなたが参考にしたのはこのWikiにまとめたやつなんでしょう」
池田「そうです」
裁判官「Wikiにまとめた奴のもともとの2チャンネルというのは見ないの」
池田「見てません」



裁判官「『読売新聞の記事を盗用した上杉隆氏』これはあなたが先ほど示した記事ですね、これを書く前に読売新聞に確認はしたんですか」

池田「書いた後にしました」

裁判官「後じゃなくて書く前にしましたか」
池田「前にはしていません」
裁判官「してないんですね、その必要はなかったんですか」
池田「はい」
裁判官「どうしてですか」
池田「明白だからです。そこに「著者調べ」なんて書いてありますから虚偽が明白です」
裁判官「読売読者センターに問い合せしたんですか」
池田「はい、読者センターの窓口です。読者センターの窓口はこの件については知っていて、(略)社会部だったか何部だったか忘れたけど、担当出稿部に問い合せますと言う事で、僕の方に折り返し電話が来て。
それに、さっき申し上げたように読売新聞の記事がこういう重要な情報でクレジットが入っていない合は全て読売新聞の調べてあると。これは読売新聞の記事作成法に基づくものであって例外は無いという答えでした」

__了__

 池田氏は裁判官に「上杉隆の検証」は見たが、「2チャンネル」は見ていません。
と証言しています。
ですので、池田氏が上杉氏の盗用は2チャンネルがソースと答えて裁判官が呆れた、というブログ情報やTwitterでの拡散がありましたが、どうも事実とは異なるようです。
証人尋問調書には、確かに池田氏は2チャンネルを「見てません」と答えています。

 ざっと証人尋問調書を見た率直な感想ですが、「D氏の提供したデータグラフ図表」がとても複雑な経路で上杉氏の元に行った事、とD氏も上杉氏もそのデータグラフ図表のソースを確認していない事、上杉氏は結局は図表そのものは自分が作成した物ではない事を認めています。


 ではこの日の尋問で読売と瓜二つの図表は読売から流用、剽窃したのかが解ったのか、と言うと上杉氏は「読売から何も言って来ないので盗用では無いし、同じ図表になった原因は図表を作った第三者が居てそれを読売が使ったのではないか」と申し立てた事により、池田氏がブログで指摘した「読売の記事を盗用した」が真実であったかどうか、曖昧なまま終了したようです。

 また、お互いが原告被告となった上杉氏と池田氏ですが、上杉氏が裁判官に非常に丁重な姿勢で訴求している事に対して、池田氏は裁判官に(失礼な表現ではあるのですが)「横柄」に接しているように見えました。

 裁判官に向かって「なんでそんな事理解しなきゃいけないんですか」「知りません」「見てません」
等の基本「ため口」であり、こういう物言いを裁判官にする人を民事で今迄見た事が無かったので驚きました。高裁でまた証人尋問があるとしたら、池田氏の
有利な判決の為に、この態度を改めた方が良いと思いました。

 上杉氏に関しては「全面勝訴宣言」したにも係らず、何故控訴するに至ったのか、図表が自作の物では無いのに、著者調べとしたのか、震災当時の報道チェックについて、Twitterユーザーに説明した方が良いと思いました。


 また訴状や調書を閲覧する事があれば書き足して行きます。

 
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須田「私も全身鳥肌が立って、これは絶対書こうと決めていたんです。」 

 これは『文藝春秋』 小保方事件の謎に迫る〜の須田桃子記者と作家宮部みゆきさんとの対談の一部だ。須田記者は何に対してとはしゃいでいるのだろうか。

 2014年8月5日に理研研究所内で自ら命を絶った笹井芳樹(享年52)が小保方晴子・前ユニットリーダーに宛てた遺書の事だ。(以下笹井博士・小保方博士)

 デンマークの童話作家アンデルセンの傑作の一つに「赤い靴」がある。
TPOを無視して赤い靴を履いて出歩き、ついには恩人の看病もせずに舞踏会に出かけたために、呪いを受けて足を切断するまで踊り続けた少女のお話しだ。

 宮部みゆきさんは「絶対にSTAP細胞を成功させて下さい」と笹井博士が小保方博士へ残した言葉、これは「"赤い靴”だ」と指摘し、須田記者がそれに上記のような反応を見せた。

 
 小保方博士は遺書を公開していない。
本人に宛てた遺書が第三者によって公開されて解釈をつけて「絶対書こうと決めていたんです」と書籍化した事になんの躊躇もないようだが、WHOの「自殺を予防する自殺事例報道のあり方」に完全に違反している。

WHOの自殺報道においてジャーナリストがやってはいけないこと。

  • 写真や遺書を公開しない
  • 具体的で詳細な自殺手段を報告しない
  • 単純化した理由付けをしない
  • 自殺を美化したり、扇情的に扱わない
  • 宗教的な固定観念や文化的固定観点を用いない
  • 悪人探しをしない
  • 自殺で残された人にたいして十分な配慮をする。
  • 自殺をセンセーショナルに扱わない。当然の行為のように扱わない。

 (自殺予防 メディア関係者のための手引き 2008年改訂版 より〜一部抜粋)
須田記者の言動に、いくつの違反がみつけられるだろうか。


 須田記者はどこから遺書を手に入れたのだろうか。
その入手経路を想像すると、ぞっとして鳥肌が立つ思いがする。
STAP細胞報道はこのように報道倫理のたがが外れてしまってそれに逡巡すらみせない科学ジャーナリスト達をたくさん見た。

 


 
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