木星通信 @irakusa

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カテゴリ: 政治

庭山由紀さんから群馬県桐生市の市議会が発行している情報誌「きりゅう市議会だより」を送って頂きました。
ざっとの書き出しと、感想を書き留めておきます。
この件について、庭山由紀さん本人への取材も交渉中です。

平成24年5月25日庭山由紀議員が「献血の車が停まってるけど放射能汚染地域に住む人の血ってほしいですか?」とTwitter上で発言した書き込みした事に端を発した。
「ただちに議員を辞めろ」「差別だ」 「市民を愚弄している」「根拠のない発信で不安を煽ってる」等の市民、国民から多数の
批判が相次いだ。これに対し「訂正も謝罪もしない」「献血量が激変(激少)してもしかたない」と庭山元議員は発言した。

市議会だよりには「日本赤十字社の不断の努力を無視し、また献血を行なっている方々の気持ちを著しく踏みにじる発言を続けている」と記されている。
さらに「この発言は献血に対する安全性の確認もせずただいたずらに市民・国民を混乱させ不安を煽るものでありこれらはまさに原子力発電所事故由来放射性物質飛散に苦しむ地域の人達に対する人権侵害とも思える差別発言である。
また桐生市は放射能汚染地区ではなく、放射能汚染状況重点調査地域であり
このような誤った発信・発言により一般市民は大きな誤解と混乱を招き著しく誇りを汚され深く傷ついている」 「桐生市市議会だより」より(平成24年8月1日号)

ざっと「桐生市議会だより」を読んだ感想では被曝被害の安全性について科学的根拠無な根拠を明らかにしてない。
「きりゅう 市議会だより」では桐生市の産物の安全性については「国が定めた放射性物質の規格基準値に基づき県等がが実施した検査をクリアした安全な物である_8月1日N0.228号より」
さらに「傷つけた市民感情が除名の理由」を特化して上げているが、具体的な傷ついた市民感情の声を明記してない。 庭山元議員への懲罰・除名の動議は感情論で占められているのが多い事が解った。


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9月9日(日)午後九時放送。

復興予算19兆円が被災地には直接投じられてない事実が次々と明されていく。
沖縄本島の国頭村(くにがみそん)海岸沿いの国道工事費7億円。
その大半が復興予算からと聞かされて驚く国頭村の島民の声からスタートする。

被災地以外の関係ない500を越える事業に投入されていた事についてその内訳を紹介している。

北海道にある刑務所と川越にある刑務所の職業訓練費
公安調査庁によるテロ対策

反捕鯨団体対策と調査捕鯨に支援約23億円 
利用者の安全を確保する為と国立競技場の補修に3億円余り_ 

被災地以外を対象した事業は判っただけでも205。
9割以上が他の他の地域に投入されていた。

一方で被災地には_「届いてない、見捨てられてるんじゃないか」との声。


経済産業省の経済産業政策課の広瀬直さんは「日本経済全体の再生と被災地の復興に大きな効果が出て来ると思います」と語る。
「東日本震災からの復興の基本方針」に「活力ある日本全体の再生」と言う文言が記されてあり被災地以外にも復興費を投入する事が可能になったと言う。

復興費バラまきの実態をあばくNHK面目躍如の調査報道番組だった。
合法的な復興費のバラマキを誰も止められない。
だれも咎める事が出来ない。

被災地の復興予算は次々と官庁に吸い取られて行く。
もともと本気で被災復興など考えず、このバラマキが目的の復興予算計上だったのではないだろうか。



動画アップロードサイト

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3・11以降、原発事故が起きてから見慣れない、耳慣れない言葉がニュースで飛び込んで来る事が増えた。

臨界、再臨界、メルトスルー、ベクレル等、科学的な、工学的な専門分野の言葉が入り乱れて、ニュース全体の問題がぼやけてしまって、今何が起きているか、事件事故の本質が判らなくなってしまっている。

そんな中、フリージャーナリストの烏賀陽弘道さんが福山哲郎参議院議員にオフサイトセンター(国が設置した原発事故が起きた時の災害対策本部)が災害時、どのような働きをしていたかをインタビューした。
政府と福島第一原発事故現場と連携を取っていたか、市民には中々届き難い生々しい実態を語っている。
「意志決定の判断材料は与えられていなかった」

これを読むと、センターの設置場所の杜撰さが判る。
事故対応センターなのに原発事故間近だったため、いざと言う時には職員が避難しなくてはならない。
政府機関への連絡の遅れという程度の事ではなく、官邸・保安院は無視され、報告は上がらなかった。
災害現場の情報は東電が止めていたと言うのだ。

此処から見えて来る原発事故の恐ろしさは何だろうか。

当時、一時期だが、一民間企業の東電が事故
対応や補償の権限を全て握っていたという事態が起きていた。
これは国民を被曝から守る、自然や農産物、海産物への被曝を防ぐと言った早急の対応を事故を起こした東電本社全てに依存していたようなものだ。

オフサイトセンターは保安院にさえ報告を上げなかったという。
警戒区域を決め、ジャーナリストの立ち入りを禁じているのもオフサイトセンターだ。

福島の警戒区域内で殺処分を言い渡された牛を飼い続ける吉沢正己さん「希望の牧場・福島・代表」は
牧場へジャーナリストを案内しただけで地元の警察に連行され、事情聴取を受けた。
オフサイトセンターは今、警戒区域の設定を厳しくして被爆地対応の他に実態調査や報道を阻害している。
事故の大きさ、被曝の悲惨さを過小させたいからだろう。
代表吉沢へ 南相馬警察署から出頭要請
オフサイトセンターは今、事故の責任、証拠隠しの根城になってしまっているのではないか。

忘れてはならないのはこの城を支えてる税収は我々が払う電気料金だと言う事だ。
国営化された東電に払う電気料金は形を変えた税金だ。
城の王様は、税金を払わない「領民」を「節電」や「停電」で脅し、税金を搾り取る。

この王国から逃れる術は自家発電機を作るか、海外に逃げ出すしかない。
インフラを操る東電に対して闘う術はそれしか無いのか。



 
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代議制民主主義の危機の危機だ。
いや、はなから日本には民主主義はなかったのか。
戦後60年、永々と国民が育てて来た議会制民主主義を真っ向から否定するのが 「原子力規制委員会」
の人事案だ。それがあっさりと国会で認められた。
前原子力委員会委員長になる予定の田中俊一氏は原子力ムラを推進して来た人物であるという。

そもそも、原子力発電を監視・規制しなくてはならない筈の「規制委員会」は第三者的立場の原子力行政に詳しい人物がなるのが相応しいと誰もが思うだろう。
東電への事故処理対応や被害者補償制度作りでもさんざん、言われてきた事だ。

それなのに原発へのシビア・アクシデント(防災予測を超えた過酷な事故)を予想して事前に厳しいチェックをしてゆく委員会のトップが原子力ムラの出身者なら、第二、第三の福島第一原発事故が起きてしまう可能性が高い。
現に今回の福島原発の事故は自民党政権時代からも、何度も地震や津波の事故への備えの不備を指摘されて来たのに、
安倍政権が放った「何もしてないが安全」という無責任な言葉で無審査・無検査まま、片付けられて来た。

この原子力規制委員会への人事権は首相が特命権を一任できる_としたものが原子力規制人事案なのだ。任命後の国会で議員達のの事後承認もいらない。
これは独裁、と呼んでも良い。

原子力ムラから原子力官僚が生まれ、それらが首相を選び出し、首相が原子力ムラから委員会の委員長を選ぶ。
そこに国民の信託を受けた代議士(国民の代理で政治を行なう、選挙で選ばれた政治家を代議士と呼ぶ)達の会議も議論もない。
原子力ムラの中で会議され、事件事故は原発の中で起き、国民が被曝する。
原子力ムラ=原子力帝国は中央集権化(国の全ての権力、実行力を握る事)に成功した。

国会が原子力をチェック出来ないなら、議会をしないのなら、税金で贅を尽くした壮麗な国会議事堂に価値はは無い。
さっさと博物館にでもして国民に“返還”しろと言いたい。


原発監視はや「骨抜き」 事後同意も不要論 規制委人事 国会素通り




P8041114

















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今、一票をいれるべきは誰なのか。
国民の最大の関心事である「脱原発&再稼働」について国会議員に問う!
「原力発電への基本的見解」アンケートを市民が実施。
経産省テントひろばに集まる女性達が始めた。

8月20日〜21日の二日間かけて衆議院と参議院の全国会議員に向けて、アンケートを実施。
渡した相手は議員個人や秘書や事務員など、約700枚を手渡しした。

期限は9月5日まで。

まだ余り返信は無いと言う。

経産省テントひろばでアンケートの集計をしている『放射能を考える下町ネットワーク』の小林愛さんから話を聞いた。



__どのような内容のアンケートですか、目的はなんでしょうか?__


小林「原子力発電所の基本的見解を問うものです原子力発電について。A・止めるべきだB・続けるべきだ。そして現在の原発についてA稼働させない・B稼働すべきだの二点です」


__シンプルですね__

小林「意見欄のコメントを重視したく、アンケートも付けたのですが、選挙が近いのでデリケートになってるっていうイメージでした」

__この目的は__

小林「選挙民に原発への考えを明らかにする_というのが目的です。もう政党も関係なく、政党の枠組みを外して、原発に対しての意見意志を問う物です」

__手応えはどうですか__


小林「中に返信用封筒を同封しましたのでテントひろばに戻ってくる様にしました。
それで戻って来てるのが今(28日)39枚なのです」


__アンケートの回答を見てどう思われましたか__


小林「まだ、議員さんの中にはまだまだ<他人事>のように思ってる方達もおられますので、このアンケートに答える事で真剣に考える機会になればと思いますし、それを見て私たちもしっかり議員を選びたい、と思いました」

___有権者にとって今一番知りたい事ですね投票する議員が脱・なのか推進なのか__

小林「脱、賛成の議員さんの反応は両極端でした。脱原発に賛成されている方は議員会館の自分のお部屋(事務所)に脱原発のポスターを貼ってらっしゃる方もいますし、部屋の節電に勤めている方も居ました。しかし、冷たい対応ですとか、受け取りを拒否される議員さんもいたのです」

___有権者のアンケートに答えないというスタンスの議員さんもいたのですね__

小林「アンケートを配って一週間、全議員に約700枚配布して期限は9月5日ですが、
戻って来てるのが39枚、正直、少ないです」




9月5日までに、誠意ある対応を見せる議員がどれだけ居るのか、国民の最大の関心事である脱原発・再稼働問題について、政治家として有権者に納得させられるだけのポテンシャルを今、試されている。

アンケートの結果、集計も是非取材したい。











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