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カメラや精密機器制作の老舗、オリンパス社社員の浜田正晴さん(51)が内部通報後、配置転換された後、それに対する最高裁の判決にオリンパス社が従わなかったとして、9月3日1500万円の損害賠償を東京地裁に求める訴えを起こした。


裁判内容は今年6月に出た最高裁の判決を無視し続ける事によるものであり、7月以降会社からの子会社への「肩叩き」が何度かあったが濱田さんは本社勤務を希望して話し合いは平行線のままだった。

濱田さんは2007年10月に会社に設けられた内部通報制度(社員の不法な行為を通報し、公益が損なわれるのを未然に防ぐ為の社内部署)を利用して内部通報を行なったが、その内部通報のメールは部署の<手違い> から周囲に漏れ、全社員の知る所になった。

8月には季節外れの人事異動があり、濱田さんは営業部から外された。
濱田さんは内部通報後の配置転換として、元の営業部に戻る様、オリンパス社を提訴した。
裁判は最高裁まで争われ、濱田さんの配置転換(人事異動)を無効とする判決を出し、濱田さんは勝訴した。
しかしオリンパス社はその判決に従わず、濱田さんを閑職のままにして全社員の接触禁止等のパワハラを続けている。

この裁判は「内部通報」「一市民の公益通報とは」「公益社保護法の罠」
「会社のパワハラと苛め」「判決と会社のメンツ」「サラリーマンの矜持」など一市民と係わりの深いものだ。会社勤めをしていたら誰もが被害者にも加害者にもなる、当事者性の高い民事裁判だ。


正当な内部通報行為で左遷を受た濱田さんの会社への提訴のポリシーは一貫して揺るぎない物がある。
一社員の大会社の営業職へ復帰をかけた闘いの一途さには誰もが刮目する。

濱田さんを突き動かしている原動力はオリンパス社への<愛社精神>だ。
そして営業職が会社の根幹を支える重要で人材変え堅いスペシャリティーの高い部門だとし、それを会社のメンツと引き換えに潰すような事で良いのか、正直者が馬鹿を見る世の中で良いのか、という正に公益を世に問う為の物だ。

写真は2011年8月31日東京高裁で勝訴して司法記者クラブで感想を述べる濱田正晴さん。

濱田正晴さんのブログ。裁判内容や期日などが連日更新されている。

オリンパス現役社員のブログ 「公益通報者が守られる社会を!ネットワーク」



 

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2012年7月21日、「長良川河口堰報道弾圧をめぐる三つの闇 ~朝日新聞の闇・官僚(建設省)の闇・裁判所の闇~」のシンポジウムが草の実アカデミー主催で開催された。場所は新宿、新大久保地域センター。
元朝日新聞社の記者・吉竹幸則さんは河口堰の調査報道の記事を差し止められた。
建設省、朝日新聞、裁判所の三つの闇によって、吉竹さんの調査報道が潰され、無駄な公共事業が強行された実態を語った。

この長良川河口堰の事業計画は必要のないもので、堰を作らないと、洪水によって決壊してしてしまう事になる架空のデータを載せた報告書で着工しようとしているのを土木建築専門の学者達の協力によって吉竹さんが突き止め、この工事計画が建設省の省益を得る為の物である事を告発しようとした。

しかし、
1990年に取材を完了し、新聞記事化する事をデスクに求めていたが、名古屋本社ではその記事は差し止めになり、その後栄転した東京本社でも記事化するよう求めたが、またもや名古屋本社の差し金によって記事差し止めになった。
1993年に河口堰建設に関しての記事が署名入りで朝日新聞に掲載されたが、続報は出されなかった。

その後吉竹さんは配置転換され、記者職を外されてしまった。
報道弾圧は記事差し止めだけではなかった。
人事異動の理由が長良川河口堰の調査報道潰しの為の左遷であったのなら、読者は記者をも潰す新聞社に社会告発、社会浄化を期待する事は出来ない。

2500億円もの公共事業費が投入された長良川河口堰工事が、まったく治水的にも利水的にも、無意味な土木事業であったという報告は衝撃的だ。
自然環境にも取り返しのつく事の無い重大な悪影響を与えた事だろう。
この報告が記事化されていれば河口堰建設は防げた筈と吉竹さんは悔しそうに語る。

社会の木鐸、とされる新聞社も、国策、省益の絡む告発記事を嫌い、労働組合は記者の孤軍奮闘を助けず、この記事潰しを黙認する。
吉竹さんはこの報道弾圧について、名古屋地裁に提訴するも実質審理は一度も行なわれず、高裁でも最高裁でも法廷でこの建設省の闇、新聞社の闇に光が当てられる事は無かった。
裁判所もまた、国策と省益の味方だった。

公共事業をでっち上げて省益を貪る建設省の闇、それを暴く記事を差し止めて記者からペンを奪った朝日新聞の闇、そして裁判所も闇を暴く機能を持たず、二つの闇に繋がっていた。
重なる闇は大きく、社会告発をする人間のリスクの大きさは計り知れない。
吉竹さんは退職後、この講演のタイトルとなった「報道弾圧」を上梓した。
三つの闇に光を当てようと闘った吉竹さんは今、定年退職したの悠々自適の身だ。
これからは、封印された記者魂を蘇らせ、既存の新聞記者がなし得ない様々な闇を暴く活躍を期待したいと思う、有意義なシンポジウムだった/
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報道弾圧

月一回、様々な社会問題を提起して語り合うシンポジウム開催。
↓林克明さん主催の↓
草の実アカデミー



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