STAP細胞の共同実験者で論文共著者の若山輝彦博士(現・山梨大学教授)は「STAP細胞あることを示す証拠はない」理由として、山梨大学に保存してあるSTAP幹細胞AC129-1と2を解析に出したら、その中身は129B6から作った129B6F1だったとしてマウスか細胞がすり替わっていた、実験に不正があったとしたものでした。「小保方博士がポケットにマウスを入れて持ち込んでもわからない」というような表現をして、実験不正の被害者であると記者会見で訴えました。
 
wakayama129sv
  ところが理研の調査報告書を見ると、STAP幹細胞AC129-1と2は129B6から作られています。
つまり元々、STAP幹細胞AC129-1と2は129B6F1だったのです。
しかし、若山博士は129/Svマウスから樹立したSTAP幹細胞AC129として解析に出しています。
この矛盾、STAP幹細胞AC129が書類の上では二種類の細胞から作れている事について、若山博士は説明責任があると思います。

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また日経サイエンスなどの科学ライターはこの矛盾についてなぜ記事を書かないのでしょう?
小保方博士の実験ノートが稚拙だったなどという話題よりもよほど重要な科学的矛盾だと思いますが。

若山博士から「マウスを持ち込まれた、すり替えられた」と公衆に告発された小保方博士の「マウスも細胞も若山研究室から調達したもの以外は使用していない」とする反論は正しく、小保方がマウスをすり替えたと報道した報道機関は謝罪するべきでしょう。