木星通信 @irakusa

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タグ: 岩上安身

 宮崎県日向市に住む、黒木睦子さん(41)が日向製錬所と有限会社サンアイから提訴された民事裁判で、黒木睦子さんを取材し、記事を書いたIWJに向けて抗議文を書いたところ、IWJ主幹の岩上安身さんご本人から「抗議文は名誉毀損である、公開で圧力をかけたものとみなします。(略)やめなければ最終的には法的手段に訴えます。」とのメッセージが届きました。

 既報したように、宮崎県在住の市民記者、大谷憲史さんにも同文のDMが送られていました。
この件について、岩上さんと長文のやり取りをし、「何が問題なのか」「市民メディアが報道する時に気をつける事」「市民メディアが誤報を出した時のガバナンス」について問い質をしました。

 そのやり取りの一部、わたくしの送信分だけを公開し、市民メディアとIWJの報道姿勢について皆様と一緒に考えて行ければ、と思います。

 私がこの裁判について初めてIWJに警告したのが2014年の11月17日、その後2015年の2月と5月にもIWJの事務方や取材記者に「これはガセネタである」と警告し続けていました。

7月23日(木)木星通信 送信

最近の黒木睦子さんのTwitterです。公害汚染がこれから起こったらどう責任とるか、と呟いています。

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これから起きる、「かも知れない事に」ついて、責任とれと抗議行動している訳で訴えられて当たり前です。スラップでも何でもありません。企業に何の落ち度無いのです。企業は被害者です。

岩上さまには、一度このメッセージで警告、ぎきまき記者、IWJには電話やメールで黒木睦子さんの事は何度もお話したはずです。
それでも尚、地元の風評被害払拭に尽力された市民記者の方を提訴すると言うことでしょうか?お返事をお待ちしておりましたが、このまま改善が為されないようであれば、もう一度抗議文を書きます。

このメッセージに書いた趣旨と同じ内容になります。
記事を削除、訂正しろとは、確かに圧力です。

しかし、その記事が間違いであるから、と言う動機であっても、それは圧力なのでしょうか。
誰かが事実を書けば良い、と言うのは、配信先の読者に対して誠実な姿勢と言えるでしょうか。

配信した間違った記事に責任を持たないと言うことでしょうか。
ぎきまき記者は裁判の取材において、被告に直接取材出来ています。
しかしながら、訴状、争点、訴因の確認をしておりません。そう記事に書いてあります。健康被害の診断書も被告は記者に見せませんでした。

これは裁判の取材とはとても言えません。それを岩上さまは編集長として、監修した時これはおかしいとはお感じにならなかったのでしょうか?

被告の対応も異常ですが、記者の取材方法にも問題があり過ぎるのです。

7月27日 木星通信 送信

こんにちは。上田です。

地元記者の方は訴訟の準備に入る様ですが、本当に訴えるおつもりですか?

その前に何が問題なのか、ご理解頂いておりますでしょか?
被告は起きてもいない公害問題を「採取地不明の計量証明書」を元に異常な抗議行動をして何度も警察に通報されています。社長の個人情報や社員の顔写真をブログに掲載、削除要請を2年放置。これが訴因です。
これがスラップ訴訟でしょうか。

 地元記者は、「これはスラップではない、日向市に汚染は起きていない」と告知し、IWJにも削除依頼した訳ですが、これにIWJが訴訟を起こすとして、名誉毀損の構成用件の何処に該当するのでしょうか。むしろ、IWJの不都合を指摘されたので、訴訟を起こす言論弾圧ではありませんか?
既にこれはIWJのスラップだとの声が寄せられています。

市民メディア同士、手を取り合って、国民の知る権利を守り、読者へのサービスに務めなければいけない時に、こんないざこざは双方なんのメリットもありません。
どうか、市民記者への提訴通告を取り下げて下さい。問題解決に向けて事実関係の確認をして頂きたい、とお願い申し上げます。
夜八時までお返事をお待ちします。
返信が無いようでしたら、もう一度、IWJに抗議文を書きます。

(第三者の固有名詞などを書きましたので、一部削除しました)
イベントのお手伝いをしたり、応援記事を書いたり、わたくしなりに応援してきたつもりですが、提訴通告を頂くことになるとは、とても残念です。
(グッズ、ステッカー販売のアイデアを出した事も)
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今も尊敬する日隅一雄先生がいらしたらどう仰るでしょうか。

どうか、市民記者を潰すような心ない仕打ちはやめてください。
解決すべき問題は誤報の訂正です。
以上です。

7月25日岩上氏よりメッセージ。

提訴通告した覚えは無い。
歪曲はやめてもらいたい。

(何故か突然、岩上氏は提訴の意思はない事を通告してきた。)

木星通信 送信


しかし、わたくし、地元記者共に抗議文を取り下げる意志はありませんので、最終的にはこの論争は法廷に持ち込まれる事になりますから、通告されたも同じです。
お返事有難うございます。
とても嬉しいです。 
可能であれば、こちらをプリントアウトして頂ければと思います。
2013年の福岡県民新聞の取材結果です。
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黒木睦子さんと報道機関とトラブルが報告されています。
汚染の数値が基準値以下で、マスコミが手を引いたのは、市役所とマスコミがグルになって私達を騙している、と言い掛かりをつけて来たのです。
取材記者に直接聞きました。


(提訴の意思がないという事ですが)削除要請をやめなければ、最終的に法的手段を取る、とハッキリ書かれておられます。これは提訴通告です。
訴状が送られる一歩手前。
何故削除のお願いをしているか、その趣旨、論点をご理解頂けましたでしょうか。
福岡県民新聞を読んで頂ければ、被告の正体が分かり、被告がどんな意志でIWJを待っていたか、ご理解頂けると思います。(この新聞の一部を2014年11月17日にも岩上さんに送信し、その記録もあります)

メールでは埒が明かないので、一度、お電話か、直接お話し出来ないでしょうか。このままではIWJは日向市民の反発を買うこと必至です。ご多忙は重々存じ上げております。

それが不可能であれば、記事訂正か削除要請を再度お願いし、抗議文を書き続けます。
明日のお昼くらいまでには具体的なお返事を頂けるとありがたいです。

四の五の言っていても、問題解決には繋がりませんから。
長引けば長引く程、事態は悪くなります。
もう一度申し上げます。
これは黒木さんの虚偽告発なのです。
ですから誤解、風評被害を与える可能性がある記事は訂正するか削除して下さい。
新事実が出ても知らない、誰かがスクープすれば良い、記事は上書きしないと言うのは、情報発信する報道機関として読者、公衆に対して無責任です。
岩上さま、明日のお昼までに何らかの返信を頂けないようであれば、抗議文を公開します。

わたくしは何度も、取材前、後、IWJに連絡を取り続けました。

訂正をお願いする礼は尽くしたつもりです。

それでもなお、当方の連絡方法について問題があるとして、こちらの要請を拒絶し、無視される様であれば、この問題を世に問うて世論にIWJの報道姿勢を判断していただくしか無いと思っております。


 木星通信 上田

※()内は第三者の方が読んだときに内容が理解しやすいように更新時に書き足したもので、岩上さんには届いていない文章です。


 以前にわたくしが投稿した『IWJへの抗議文』について、IWJの主幹、岩上安身さんから削除するようメッセージが届きました。報道圧力だそうです。またぎぎまき記者とも電話、メール等でやり取りしましたがやはり抗議文を掲載しているのは「フェアではない」という事で、弊社としても看過できないという主旨のメッセージを頂きました。

 また、この問題の始発点「黒木睦子さんへの訴訟」をずっと追及している宮崎県の市民記者・大谷憲史さんも「黒木睦子さんの取材記事を削除して欲しい」とIWJに要請したところ、岩上さんから「提訴を真剣に考えている」とのメッセージが届いたそうです。

 わたくしの所にも「最終的には法的措置を取る」とのお達しが来ました。
わたくしは当人の許可が無いと個人メールは公開しませんが、先に大谷記者が公開した岩上さんのメッセージが同文でしたので、秘匿の必要がないと考え、公開します。

 『市民メディアみやざきCMM』より〜 
公開で、削除要求したものを、まず取り下げてください。これは、あなた方が我々の言論の自由、報道の自由に対して、公開で圧力をかけたものとみなします。あなた方の言論の自由ももちろんありますが、批判と削除要求は全く別のものです。やめなければ、最終的には法的手段に訴えます。』

 はい、同じメッセージが来ました。
わたくしはIWJの取材前、2014年の11月17日に岩上さんに黒木睦子さんへの取材について、警告メールを送っています。地元の方が教えてくれた「福岡県民新聞」の黒木睦子さんとトラブルがあった事が報告されている記事を添えました。「地元の報道機関が取材を控えているのはクレイマーの過去があるからで、権力の陰謀などではない・・・」と警告しました。
また、黒木睦子さんの主張にはエビデンスが無い事も送りました。
そして地元の工事現場の土地の所有者から、黒木睦子さんの並外れた抗議行動の実態を知り、青くなった私はもう一度IWJに警告文を送り、警告電話をしました。

しかしぎぎまきさんから「それぞれが報道すればいい」という素っ気ない返事が来て、落胆しました。


わたくしの岩上さんとのメール交換ですがわたくしの部分だけ公開します。
少し、手直し部分があるかも知れませんが、主旨は変わりません。

2015年7月18日送信分

岩上安身さま。
木星通信の上田です。
こんばんは。

お忙しいところ、大変申し訳ありませんが、黒木睦子さんの裁判について、お話がごさいます。
黒木睦子さんの件は、黒木さんの主張に正当性が無く、公害問題が発生しておりませんでした。
ですので、以前の黒木さんの記事は非公開にするか、訂正記事を出した方が良いと思います。
調べると黒木さんは地元で有名なモンスタークレイマーでした。
今後、黒木さんの行状が明らかになれば、応援記事を書かれたIWJの信用問題に関わります。
どうぞ宜しくご検討ください。

岩上氏より長文の抗議メール。
「公開の場で削除要求は報道圧力だ名誉毀損だ。」

木星通信 返信

岩上さん、お忙しいところ、お返事ありがとうございます。お時間取らせると申し訳ないので、簡潔に書きますね。黒木さんはクレイマーで実家そばの地権者とトラブルがあり、それで工事が出来ないよう嫌がらせをしていたのです。
つまり、黒木さん主張の工事の所為で子供に健康被害がでた、水質汚染がでた、は全て虚偽で、それは裁判で明らかになりました。

ぎぎまき記者に語った事は事実ではなく、このままでは多くの方に公害汚染が発生してるかのように誤解を与える元になりかねません。
また、何の落ち度ない日向製錬所、工事会社サンアイにも、スラップ訴訟の原告であると、誤解され続ける事になります。

そして、今後黒木さんがTwitter削除に応じない場合、刑事事件になる可能性あり、そうなると、応援記事を掲載したIWJの信用問題に関わる事になります。
今まで、わたくしの方で何か気に障る発言があれば、重々お詫びします。

岩上氏より抗議メール。
「あなた方のやった事は善意からの忠告とは受け取れない。これは圧力だ。
新事実が発覚したらスクープすれば良い、
クレームはすべきではない」等。

木星通信 返信 
 
圧力だなんて。。。
岩上さんのフォロワーはわたくしの70倍、私のTwitter上での発言が岩上さんになんの力になるでしょうか。逆に言うと、何度もお願いしているのは、IWJの影響力の大きさが分かっているからです。
岩上さんのご意見、お怒り、よくわかりました。
ご返事有難うございました。

7月11日岩上氏よりメール。
「抗議文を取り下げてください、報道に圧力をかけたものとみなします。」

木星通信 返信 
メッセージ拝見いたしました。
わたくしの抗議文がIWJへの報道圧力だと言う事ですが、そもそも、取材に応じた被告の証言が狂言であったので、その部分は訂正して欲しいというお願いなのです。
IWJへの抗議はIWJの名誉を毀損するのが目的ではなく、このままでは被告の狂言が拡散され、風評被害と周回遅れの支援者が生まれてしまう恐れがあり、それを防ぐために、記事を訂正、または削除して欲しいとの公共、公益に則った物であります。

いままさに真剣に考えなくてはいけないのは、宮崎県日向市における風評被害、報道被害の是正です。

黒木被告の訴え「子供に咳がでたのはグリーンサンドを使った工事の粉塵被害である」は「微生物由来の肺炎」で人的被害ではなかったことが裁判で明らかになり、被告も認めました。

さらに高濃度汚染水が造成地から出たとする汚染の計量証明は採取地が不明でした。
この二つの汚染被害は被告の狂言であったのです。
これらの取材は大谷憲史さんの取材、わたくしの現地住民の取材で明らかになりました。
大谷氏の取材は現地の聞き取り調査とともに、裁判記録、警察の出動記録等、公的記録であり、
揺るぎないエビデンスからの報告です。

今すぐに誤解を与える記事は削除か、訂正するべきなのです。
誤報はどの報道機関でもまま起きてしまう人的ミスです。
それらは速やかに訂正され、謝罪され、読者に伝わります。
「読者に正しい事実を伝える」という事が報道の使命であるからです。
事実ではない虚言が拡散される報道被害を防ぐ事。
読者に正しい事実を伝える事。
これらの報道理論、セオリーに対してIWJが該当記事にどのような姿勢を見せるのか、報道機関としての誠意ある対応を期待します。


尚、岩上さまが提訴すると言う事であれば、被告の当然の権利として、弁護士からの内容証明、訴状、答弁書等、全てブログ、Twitter等で公開しながら、裁判に臨む所存でごさいますことを、お伝え致します。

(つづく・・・かも)
 

岩上安身様。
 IWJの取材と記事に対して、抗議します。

 宮崎県日向市の黒木睦子さんが「日向製錬所」で製造された人工砂「グリーンサンド」を「ゴミ」などと呼び、その「グリーンサンド」を運搬、施工した「サンアイ」と「日向製錬所」二社から「名誉毀損」「営業妨害」で訴えられた裁判ですが、2/4日の裁判で争点は「名誉毀損」であると裁判長が認定しました。
健康、公害問題では無かったのです。
記事の訂正を求めます。

 黒木氏は「グリーンサンド」が埋められた「配偶者実家前の沈殿池水質検査結果」を、鉛210倍ヒ素50倍フッ素20倍総水銀15倍カドミウム3倍セレン3倍が検出された、グリーンサンドを施行中に粉塵被害で子供に咳が出たと主張していますが、日向JA、延岡JA、共に汚染被害報告なし、日向市の小児科、近隣の保育園にも粉塵の健康被害報告なしです。

 
黒木氏はこの沈殿池から出る汚染水で育った米は汚染され、食べられないとしていますが、このような高濃度の汚染水では稲は育ちません。沈殿池から一キロ離れた下流の水田でも汚染は確認されていません。
黒木氏が「投棄された」とする物質、日向製錬所が製造販売している人工砂「グリーンサンド」は水溶性では無いのです。

 
派遣された記者は取材時間に制限があり、訴状や訴因の確認をしなかった。汚染検査の原本も未確認。 せっかく、現地取材であるのに、当地の汚染被害の実態調査も実施しなかった。 基本的な事実関係の確認を怠ったのではありませんか。

 被告の沈殿池から採取した水の水質検査結果は高濃度汚染、行政や日向製錬所が同池を検査した結果は汚染非検出。黒木氏は「原告側が池の水を入れ替えた。だから何も被害が出ていないのだ」としていますが、水溶性でない物質から水質汚染が出るわけないのです。

 取材記者は日向製錬所への直接取材が不可だったのを「取材不可」と表現しIWJ中継市民のよしおか氏が「企業が取材拒否した」と拡散しました。実際は電話取材可能でした。これによって「無辜な主婦VS加害企業」という誤ったイメージが誇張され拡散されました。

 黒木睦子氏の裁判において、常に企業は丁重に取材に答え、行政も資料提出に尽力してくれました。
裁判取材で一番大切な「訴状」「訴因」「争点」「診断書」を隠し、「取材拒否」しているのは黒木睦子氏の方なのです。

 私は
「IWJの取材を企業が拒否した」という事実無根の拡散と「黒木睦子氏の証拠のない主張を全て取り上げた」と言う事によって「IWJはデマを流した」との謗りを免れない、と思いますが、岩上さんはどのようにお考えですか。
IWJは「岩上安身 責任編集」です。

 この裁判の訴因は「グリーンサンド」を運んだ運搬会社「サンアイ」社長を根拠なく「暴力団と繋がっている」「暴力団を使って嫌がらせしてくる」等の虚偽をブログに書き込み、同社員の顔写真や社長の携帯電話の番号なども合わせて掲載し、削除を申し込まれていても2年間放置していた事です。

 裁判当日には訴状がネットにUPされていました。 記事の主観変更に猶予はありました。訴因・争点の確認を怠った取材の初動ミスは明らかです。 裁判長が認めた争点を告知し、「ぎぎまき」氏の取材記事は事実関係の確認がなされないまま記事になった事を明らかにすべきです。

 そして「証拠のない黒木氏の主張」によって様々な「負の副産物」が生まれています。黒木氏の支援者がカンパを募っていましたが、集金したままで、その人物は連絡がつかなくなったそうです。市民も応援派と懐疑派で分断されました。IWJの記事に軌道修正を求めます。


 画像は、取材記者が企業への直接取材を「取材不可」と書いたのをIWJ中継市民の「よしおか氏」のあたかも企業が取材拒否しているかのように印象させるTwitte。95RTされている。


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黒木氏がHPで示している配偶者実家前の造成地内の沈殿池から検出されたとする水質汚染被害結果表。
しかし、行政や企業と支援者が検査したところ、汚染物質は検出されなかった。
黒木氏が「投棄された」とする人工砂「グリーンサンド」は非水溶性物質。
水質に汚染被害が出るのは科学的ににはおかしな事だ。
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日向市、西川内の米が汚染されていると呟く黒木氏。99RTされている。
上記の水が希釈されたとしてもこの濃度の汚染水で稲作は出来るのだろうか。 
畑の農作物は被害なく育つのだろうか。 

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2012年10月23〜25日のTwitterより。

「IWJ会員、初の減少傾向」

今回は少々残念な結果が。【IWJ会員数報告:10月20日現在】全有効会員数3,565名(内サポート会員854名、一般会員2,711名) 会員数が3名減少。サポート会員も10名減少。
会費を振り込まれない方は有効会員数から除くので、この結果になりました。初の減少です。

会員数が頭打ちになった問題について。真面目にこの現実を考えなくてはならない。すでに何回も述べてきているように、会員数が最低限でも5千人規模に達しないと、IWJは収支が合わず、赤字になってしまう。しかし、3500人から伸びない。この事実をどう見るか、見方はまず、二つに分かれる。

第一は楽観論。まだまだ、悲観することはないこれからの努力次第で好転する。会員の増加のために、何をなすべきか、考え、実行する、という積極策をとる。目指すは収入の拡大であって、支出の絞り込みではない。

第二の考え方は慎重論。この3500人という数字がIWJのもつ支持者数のマックスと考え、このサポーターに支えられるメディアとして、適性規模にダウンサイジングする。

これ以上、劇的な収入増は見込めないと考え、支出を絞る。最大の費目は、人件費。一日あたり、あるいは一週間あたりの配信の本数を減らし、その分、人員を絞り込む。あるいは、人員の削減、もしくは報酬の一律カット。ペイワークではなく、ボランティアのお願いを増やす。それらの組み合わせ。

昨日、金曜日官邸前デモを主催する反原連のメンバーの方が取材に来られた。本をお書きになるという。「岩上さんは自覚があるかどうかわからないが、IWJが中継し続けたのは、影響が大きかった」と、その方は語る。でも、そう言うご当人は会員ではない(苦笑)。 

「苦渋の選択?スタッフのリストラ」

IWJは自分が会員にならなくても存続していくメディアだと、皆さん、思い込んでいるのだろうと思う。無料でほぼすべてのコンテンツを配信し、事後的にカンパ等で支えてもらう現在のやり方は、小規模の時は可能でも、ある程度の規模になると、限界があるのかもしれない。

中小企業の経営者は、寝ても覚めても、経営のことが頭から離れないというけれど、本当にその通りなんだなと実感する。夢に見る。というよりも、寝ている間にも考えている。一番頭と心を悩ましているのは、ご縁あって一緒に仕事をし始めた仲間たちの、これからのこと。 

せっかく仕事を覚えてもらったのに、11月になり、新しい期が始まると、全員、今までと同じようなペースで働いてもらうのは難しい。それが本当に心苦しい。せっかく夢が形になりかけてきたのに、いくつかは、諦めなくてはならない。諦めてもらわなくてはならない。それが、実に実に悩ましい。


10/26金曜日、IWJの中継配信予定は25本。配信本数は、毎月のように増やしてきた。どれも必要なことと思うから。伝えられなかった事実は、この世に存在しなかったことになる。メディアの黙殺は国民に対するネグレクトに他ならない。

メディアコントロールという言葉は、人の口の端に乗るようになった。だが、メディアによるネグレクトは(生活隠しや、夏までの金官無視など、その典型)まだ広く知られていない。情報を過度に娯楽化して消費させてしまうメディアによるスポイルも、まだまだ理解されていないように思う。

IWJの情報発信本数を急激に増やしていったのは、日本社会の劣化が急速に進む現状に、危機感と焦燥感を抱いたから。やむにやまれずのこと。拙速だということは承知している。それでも、目の前の「報じられないられないけれど、報じなくてはならない事実」を見過ごすことができなかった。

計画性がない、ビジネスになってない、細部に粗がある等々、ご批判はもっともである。余裕があれば、すべて善処したい。だが、粗削りでも前へ前へと走り出さなければならない時もある。時間の猶予がない、そう痛感するからだ。

「IWJの出発点、全ての会見化のオープンを目指して」

IWJのすべては、僕がジャーナリストとしてやってきた仕事を、ネットを通じて拡張したことにある。原点は1人。プラスしても、2、3人のアシスタント。「WEB IWAKAMI」が出発点。

だが、岩上安身個人のパーソナルなメディアからIWJまでは、なだらかな地続きではない。そこには「段差」がある。きっかけは、2009年夏の政権交代直後に、金融庁と外務省の大臣会見がオープン化されたこと。その会見に通いながら、全省庁の大臣会見が開かれる日を想像した。

記者クラブメディアをいくら批判しても、オープン化された時、記者クラブに属さないフリーやネットや出版メディアが会見に出なければ、意味がない。しかし、フリーはそれぞれバラバラで(だからこそ意味もあるのだが)、10数人の大臣の会見に分担して出席する、などということはあり得ない。

会見は毎週二回、火曜と金曜日、閣議のあとに開かれる。10数人の大臣の会見はほぼ同時刻。同時にカメラと記者(1人で兼ねる場合もある)のチームを、10数カ所に派遣しなければならない。

今、IWJは同時多元中継をしばしば行っているので、不思議に思われないかもしれないが、全大臣の会見に同時に中継チームを派遣し、多元中継を行うなどということが弱小ネットメディアに可能だととは、当時、誰も思わなかったと思う。

また、全国各地からの多元中継も夢想し始めていた。全国47都道府県の知事の会見を中継しよう。そのネットワーク力が蓄えられれば、各地の事件、出来事の報道も可能になってゆく。東京だけで10数チャンネル、地方は最低でも47チャンネルというマルチ配信を2009年の秋にはイメージした。 
問題は、その規模になると個人メディアではなくなる、ということ。組織を編成しなくてはならなくなる。コストやリスクが大きくなることはもちろんだが、複数チームの差配という、手間もかかる。人も育てなくてはならない。個人としてやりたいことを犠牲にしなくてはならないだろう。

「報道と経営の責任を負って」

自由に、身軽に動き、旅をしながら作品としてのノンフィクションを書くことも可能なフリーランスの立場と、複数チームのリーダーとして、小なりといえどネットメディアの経営者として、拘束され続ける立場とでは、全く違う。人生の質そのものが変わってしまう。 
当時、僕は、介護をしてきた父を看取り、子どもも育て上げ、親が残した借金を返済し、肩の荷をようやく下ろして身軽になったばかりだった。身動きが取れない時代が長く続いたので、本音を言えば身軽に動き回りたかった。


だが、数ヶ月の逡巡と試行錯誤を経て、結局、僕は、「個人」として動き回るより、「組織」や「ネットワーク」の形成という事業を優先する選択をした。2010年の春、小さな事務所を構え、「WEB IWAKAMI」から「IWJ」への移行を宣言し、「移行期通信」というメルマガを出した。

2010年12月に、会社を設立(自分1人しか社員はいなかったが)。日米同盟の問題、上関原発問題、TPP問題、消費税増税問題、陸山会事件問題に取り組み始めていた。IWJ設立から三ヶ月後、東日本大震災が起きて、恐れていた原発事故が現実のものとなった。

地震直後、IWJには、僕以外には、メディア経験のほとんどない若い男の子が2人いただけだった。そこから東電会見や保安院会見の24時間中継や、抗議行動の可視化を始めた。三ヶ月後の6.11では全国55箇所同時中継を実現した。振り返ってみるとほとんど狂気の沙汰である。

が、これは震災の前からマルチチャンネルのビジョンを描いていたからこそ、実行に移せたこと。そうでなければ、いくら泥縄が得意と言っても、あの非常時に急にできるわけはない。

全大臣の会見中継の次は、全国同時多元中継、その次は世界ネットワークの構築だ、などと、自分の胸の中では考えていた。法螺話にしか聞こえないので、人にはほとんど話さなかったが、大真面目にそう考えていた。実際、海外からの中継も、今や現実に行い始めている。

業務が急速に膨らめば、出費もかさみ、無理がいろいろに出てくる。たくさんの人に寄付・カンパやボランティアで支援してもらわなかったら、とっくの昔に行き詰まっていただろう。ここまでこれたのも、支持して応援してくださる皆さんのお陰。改めて感謝したい。ありがとうございます。

「収支をどうするか、業務形態を押さえるのか」

これからがもう一つの岐路である。収入が増えて支出とバランスするか、支出を削って現在の収入のレベルで帳尻を合わせるか。IWJの経費の最大の費目は人件費。それを抑制するには根本的には配信本数を削減しなくてはならない。

週末の明日、25本配信すると書いたが、これを5本程度に抑え、その規模に人を削れば、すぐにでも採算は合う。もちろん、会員もカンパも減るだろう。そうしたらまた配信本数を減らす。収入が減ったらまた配信を減らす、と繰り返していったら、何のことはない、個人メディアに逆戻りである。

この曲がり角を乗り越えて、初志を貫けるか否かは、まさにこれから。個人メディアの延長ではなく、チームとして機能するメディアを作ること。無償で情報をシェアし、事後に我々のそうした姿勢への共感としてカンパしてもらうシステムが、可能かどうかという実験の成否もまさにこれから。

究極的には、市民からどれだけ支持されたかが、決め手となる。我々の適性規模は、もしかしたら、会員3500人規模なのかもしれない。それならそれで、その会員のニーズをより尊重する方向に向くべきかもしれない。

「IWJはどう変化するのか?模索するこれからの事」

方法についての考え方はいろいろである。何かが絶対的に正しく、あとは間違っているというわけでもない。見通せるのは、半年先。手探りで、持続可能な規模と形態を探り当てるまで、あと一、二ヶ月、様子をみようと思う。拡大均衡の方向へ、できる限りのベストは尽くしながら。

種を蒔いてから、芽が吹き、実りを得るには、時間がかかる。僕らは何もないところからまず走り出した。あとに積み上がったアーカイブが3千本を超える。この整理がなかなか手をつけられなかったが、この数ヶ月、かなりのエネルギーを割いて整理し続けている。

三千本を超える動画も(変換、アップロード、ハイライト作成)、テキストも(リード、サマリー)、タグ付けも。それを見やすく検索するためのシステムも構築中。アーカイブの充実は、会員向けのサービス。目に見えないところで全力投球中なので、今しばらくお待ちください。 




IWJ公式サイト
http://iwj.co.jp/


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