東京都知事選が混迷を極めています。
元ジャーナリストだった鳥越俊太郎氏が出馬表明してから、スキャンダルにまみれたネガティヴキャンペーンが繰り広げられ、本日発売の週刊文春では平成14年の夏に女子大生を自身の別荘に連れ込み、性的暴行を働いたというスクープが出ており、世論を騒がせております。(14年も前の話!)

 全く都政の行く末とは関係ない中傷合戦に暗澹たる思いをしております。

 日本国民であれば、どんな人間でも、選挙に投票出来て、選挙に立候補出来ます。
これは国から与えられた権利であり、厳粛で揺るがないものです。

 ですので、鳥越俊太郎氏が立候補を表明してもそれは咎めだてする事は出来ません。 
しかし、政治家が引退を考える年頃の76歳 で癌手術4回で政治経験0の男性を嬉々として擁立する常識の無さ。野党連合みなさんの責任感のなさに、驚き呆れ、深い失望を感じております。

 野党連合とは民進党、共産党、社民党、生活の党です。

 いま、都知事選は健全な状態で行われているとはとても思えません。 現実を誰も見ない異常な選挙戦です。鳥越氏は参議院選挙で改憲勢力が三分の二議席を獲得した事に危機感を持ったと立候補の理由にしていましたが都政は国政と、執り行う政治が全く違います。立法府と行政は違うのです。

 鳥越氏は都政と国政の区別も就かない程、正常な判断能力が損なわれた状態だと思われます。健康問題は自己申告で政策も定見も無い方のイデオロギー実現の為に都知事に立候補された方を野党四党が擁立されるのは迷惑です。

 都政を任せられる資質として、健康問題、実務能力を厳しくチェックされたのでしょうか。
知名度だけで擁立されたのでしたら、都民の生活よりも、擁立したリターンに目が眩んだとしか思えません。先の事、都民の事など眼中に無い事がハッキリ解りました。

 勿論、有識者であれば、アンチパワーの視点は大切です。
その視点が鋭い事と、都知事としての才覚があるかどうか、は全く別次元の話です。

 鳥越氏は同業者からも悪評が呪詛のごとくネットに投稿され、「恫喝」まがいの事をされたと過去をバラされたりしています。そんな事よりもスキャンダルよりも、「知名度」だけで今まで会った事も話した事もないのに「この人しかいない!」と選挙カーで叫ぶあなた方に、「ヒトを見る目を持て」「政治家は執務が出来る社会性がある健康な人を選べ」と説教しても耳には届かないでしょう。

 京大、東大、そんな最高学府を出られたあなた方がこんな常識も持ち合わせてない事をまじまじと見せつけられている都知事選。わたくしはあなた方が擁立する方には絶対投票しません。
安心して、都政を任せられる健全な方に投票します。