木星通信 @irakusa

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タグ:NHK「STAP細胞・不正の深層」


 改めてBPOの審理いりしたNHKスペシャル『STAP細胞 不正の深層』 を見ていたら、奇妙な場面を発見しました。若山博士ご自身がアクロシンES細胞に心当たりがあり、それを若山研で保管しているとナレーションで紹介しています。(3分33秒あたりから〜)
https://www.youtube.com/watch?v=gq334DlC7mo

 この番組の問題点は様々なブログが検証していますが、木星も一言言わせて頂くと、この紹介した場面にNHK科学班の悪行の全てが詰まっていて、見て頂くと誰でも確認できます。

 STAP幹細胞から検出されたES細胞は大田浩博士(京都大学助教)が作製したFES1/2なのですが、これは2005年に理研若山研で作製、2010年に京都大学に移る時に全て持ち去った、とあります。小保方氏が理研に通いだしたのは2010年暮れあたりですから、小保方氏がこの細胞の存在を把握出来ない訳ですが、なによりこの大田ES細胞は2010年以降は理研の若山研には存在していないという調査結果があるのにも関わらず、NHKでは「若山氏に心当たりがあり、若山研で保管していた」と説明してる点です。

 誰かが入手可能であると報じたのです。
そしてそれがあたかも小保方氏が盗んだかと想像出来るようなシーンに繋げて、留学生(本当は博士)が盗まれたかと驚くようなインタビューが出て来ます。

 つまり、調査報告書ではSTAP幹細胞から検出されたES細胞は大田博士作製のES細胞であったのに、留学生が作った細胞を小保方氏が盗んだよ、と演出したのです。


 このNHKの場面の収録は2014年3月です。(テロップあり)
大田博士がES細胞の対照調査に若山研にFES1/2を送ったのは6月(取材記録あり)
2010年に
FES1/2は京大に運ばれた。
2014年3月にアクロシンGFP/ES細胞「若山研で保管していた」とNHKナレーション。
2014年6月に大田博士が
FES1/2を若山研に冷凍で送付。

 理研の調査報告書を信じるなら、2010年から2014年6月まで、FES1/2は理研の若山研に存在していないはず。大田博士は論文にも書いていないというし、実験ノートにも記録がない、しかし『STAP細胞 不正の深層』では若山博士は「心当たりがあり、保管していた」という。

 少なくとも若山博士は大田浩博士のFES1/2の存在を知っていた事になる。

 同じ紹介した場面の中でもう一つ。
ナレーションは「ES細胞からキメラマウスが簡単に作れる」と説明しています。
確かにES細胞でキメラマウスは簡単に作れます。小保方氏ES細胞を盗む動機発見!です。
しかし、STAP細胞から作られた「FI幹細胞」は胎盤まで作れるからSTAP細胞は新規発見として騒がれたのです。ES細胞は胎盤までは作れないが他の様々な機能に分化できる多能性細胞、FI幹細胞が万能細胞なのです。ES細胞を盗んでも小保方氏はFI幹細胞は偽装できない。

 小保方氏はES細胞を盗む動機がない。

 
 結論、まとめ〜
  • STAP幹細胞は元々存在しなかった。
  • STAP幹細胞偽装のため中身はES細胞だった事にした。
  • 追跡出来ない古い細胞が選ばれた。
  • キメラマウスを作る為にCAG-GFP細胞のES細胞を使ったがそれはたまたまアクロシン入りのES細胞だった。
  • FI幹細胞は移管されておらず、元々なかった可能性大。

 




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 また小保方バッシングのネットニュースが飛び込んで来ました。
冒頭から記事というより「小保方批判」のくくりで記事が作られていて本当にNHKのクオリティによるものかと驚かされる。

__小保方元研究員の刑事告訴については見送ることを決めたという。
STAP細胞の研究不正によって理研が被った損害をこれ以上具体的に確定できないこと、そして小保方元研究員がES細胞を混入させたという証拠がないというのが理由だ。__
NHKの『 小保方証言』STAP問題の深層_(2015年3月24日) より引用終わり。

 ようするに「小保方博士が刑事告訴されない事」についてなにか私見があるようなのだ。
ちょっと待って欲しい。理研は「小保方氏の刑事告訴を検討する」とは言ってない。

__「
小保方氏が対象になる場合、小保方氏以外も含める場合、被疑者不詳で告訴する場合などが考えられ、罪としては、例えばES細胞の窃盗罪や偽計業務妨害罪などを含めて検討しているという。」__
ザ・ページ」より引用。

 理研は「ES細胞の混入だとしても、研究室は誰も出入り自由であり、その人物は特定出来ない」と公式に発表している。
しかしこの藤原記者の記事では小保方博士のみを容疑者のように扱っている。
 いつからNHKは捜査権限を持つようになったのか。
私はこの藤原記者の顔に見覚えがある。
「NHK STAP細胞 不正の深層」で留学生にインタビューしていた記者だ。
あの報道で「小保方細胞窃盗説」に火がついて小保方バッシングが加熱した。

 あの「STAP細胞 不正の深層」では横浜理研の上級研究員、遠藤高帆博士が「STAP細胞をデータ解析したらアクロシンのプライマーが出ました!」と小芝居をしていましたが、あの時、NHK取材班と藤原記者は「STAPはアクロシンの性質を持ったES細胞」と解っていた訳だ。

 しかし、同じ番組内で「小保方博士は留学生(留学生は李氏と判明)のES細胞を盗んでSTAP細胞を作っていた」かと思わせるイメージ映像を連発。
結局、李氏の作っていた細胞は「GOF-ES(Oct-4-GFP)」でSTAPに使われていた細胞ではなかった。
この時、藤原記者は李のインタビューで細胞の性質を聞いていたはずだ。
でなければ、小保方冷凍庫にあった細胞を同一と認定出来ない。

 つまり李氏ES細胞はアクロシンのプライマー(アクロシンGFP)の物ではないと知っていたにも関わらず、それを盗んで実験していたと、小保方博士に罪を着せようとした番組を作った事になる。
これは報道ではなく、私的宣伝だ。
税金で作られる国営放送が政治目的のプロパガンバを国民に行った事になる。
日本の放送史に残る大問題だと思う。

 今回の藤原記者の記事はこの捏造報道の批判を交わす為の煙幕なのかも知れない。
『小保方証言』STAP問題の深層も李氏インタビューの時と同じく、前後の文脈の取捨選択がどのように行われたか、疑問が多く、実験の真相究明とはほど遠い個人バッシングの為に取材源が使われたようだ。またも国税が私的な目的に使われた訳だ。

 理研のSTAP実験の疑惑解明は幕引きしたが、市民によるNHKの捏造報道の追求はこれから始まる。




 
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