木星通信 @irakusa

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タグ: STAP幹細胞

 小保方晴子博士の共同実験者でSTAP細胞論文の共著者でもある若山照彦博士はSTAP細胞論文に疑義があったとして、共著者達に論文撤回を呼びかけました。

STAP細胞成功の発表
2014年1月28日 小保方博士、若山博士、笹井博士が記者会見。
2014年1月30日 STAP細胞論文 二報をNatureが掲載。

 〜様々な疑義が見つかる〜

2014年3月10日 若山博士がSTAP細胞論文撤回を共著者達に呼びかけ。

2014年4月1日、STAP-MTA(試料移管契約書)に捺印。

2015年9月30日、STAP-MTAの変更契約書に捺印。

 若山照彦博士は2014年3月10日に『STAP細胞 確信持てず 論文撤回を呼びかけ』
しています。しかしその一月後に移管契約書に捺印しています。
その契約書には若山博士が自らお造りになられたSTAP幹細胞とキメラマウスの胎子が多数リスト化され、記録されています。

 若山博士はそれを確認、山梨大学と理研と三者で移管契約を結んだのです。
この移管契約書を公開した直後、「原本が改ざんされている」と騒ぐものが出て、驚いた木星が理研に問い合わせたところ、細胞樹立日の日付のタイプミスが見つかり、その契約書を修正をしたため、若山博士は「STAPの存在に確信が持てず」と論文共著者に呼びかけした後に、二回、この試料移管契約書に捺印した事になります。

 木星が理研から届いたSTAP-MTAを見て解ったのはそれだけです。
若山照彦博士はSTAP-MTAに二回判を押した。

 

19)

 画像は 
平成26年4月1日に取り交わした契約書の変更を合意した契約書。若山照彦博士と理研、山梨大学で取り交わしたSTAP幹細胞、STAP細胞実験に使った試料の移管契約書に若山博士ご本人が押した判が確認できる。

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 試料移管リスト。


 
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 『若山博士は129/Svでキメラを作ってないとメールで断言』の記事内容について、解り辛い、というご意見を頂きましたので、同頁について、論点整理してみたいと思います。

  Jさんは『Bioscience』の記者 Cynthia Fox氏がSTAP細胞実験について、STAP細胞の由来への疑念が増大している事について、若山博士にインタビューした記事を取り上げ、若山博士の「129からSTAP幹細胞を二つ樹立したが129からはキメラマウスを絶対作っていない」「おそらく、論文の129のキメラマウスについて論文を書いたのは笹井博士で(笹井博士が)実験を行ったと思っています」とのコメントを発見しました。(記事掲載は2014年3月27日)(若山博士が論文撤回を呼びかけたのが3月10日)

 ここの129とはAC129-1と2を作ったマウス129/Sv の事で、STAP-MTAに記載ある試料129/Svの事であろうと思われます。

考察:若山博士は「マウス129/Svで実験してSTAP細胞から2株を樹立した。しかしそれからキメラマウスは絶対作っていない。多分129で論文を書いたのは笹井博士で、彼が実験したのだと思います。」とコメントしています。

 Jさんはメールで「若山博士はこのインタビューで小保方博士から渡された129のSTAP細胞からキメラを作っていない、と述べているだけでそれ以下でもそれ以上でもない」として、「論文または架空実験のねつ造した文章と解釈するよりも、論文共同出筆上での単純なミスによるものかと考えます。
若山博士は論文提出後は論文の修正については小保方博士笹井博士との確認が十分に出来ていなかったようですし。」と129でのSTAP細胞実験は架空だったと推理する木星に知見を示してくれました。

 またJさんは「STAP細胞論文上は様々なマウスの種類で多能性を確かめた、129系(carrying Rosa26-gfp等)の記載があるのはSTAP幹細胞だけを指すものではないか、と考えます。」とも指摘。
論文上にある様々な種類のマウスで多能性を試した、とあるのはSTAP幹細胞「STAP stem cells with all」に集約され、キメラマウスで多能性を示した、という意味では無い、と分析しています。
それから、FES1については

 『大田FES1の件は、AC129と同じ129X1B6F1と遺伝子解析されましたが、付与されているGFPが違いますし、その付与されている場所も違うのですが、
そのGFP関連の遺伝子部分以外ではAC129とほぼ酷似した遺伝的汚染・遺伝的不均一性が示されています。
つまり、大田FES1として解析された試料は、若山研でAC129の戻し交配相手の129B6F1と同じ(GFP部分だけ無い?)マウスとの交配を持ったものと考えられます。
(もっとも大田FES1に特徴的なGFPはB6マウス側にあり、そのB6マウスと大田氏記憶での母親マウス129/+Terとの掛け合わせた際に、GFPの無い?129B6F1とも交配させた理由は不明で、ここらへんに大田FES1試料が実験当時のFES1ではない?、すり替えが疑われるとこ ろではありますが)』

 とSTAP幹細胞の正体、大田博士が作製したFES1が実験当時のものではなく、FES1とされるものの中身のすり替え、が行われた可能性を示しました。


 木星は129/Svで実験していない、129B6の試料が129/Svにすり替えられていたのではと騒いでいますが、JさんはFES1こそが大田博士が作られたものではないのではないか、と指摘しました。


 129B6の細胞を選びそれを大田FES1とした。試料の追跡を逃れる為に古い選ばれた?憶測でしかないですが。

 しかしその「大田FES1の正体とは何か」が大きな謎として残りました。
何故なら、この「大田FES1」はSTAP実験当時、若山研には存在していなかったからです。
制作者の大田博士が2010年に若山研から京都大学の研究室へ移る時に全て持ち去った、と証言されてえるからです。(移管届け書類は保存期間(五年程度)が切れていたため、FES1の移動経路を追跡する事は出来ませんでした。)
「大田FES1」は誰にも盗めない、混合しようがない。


 理研の桂調査委はそこには触れず、解析の結果STAP幹細胞は「大田FES1」である可能性が高いと結論付けています。
サイエンス雑誌の記者達も「STAP細胞の正体は大田FES1だった」と報道してそれでこのSTAP細胞事件は終焉だ、と。

 そこにあるはずのない細胞がSTAP細胞の正体だったと。
非論理的であり、非科学的です。

 STAP細胞事件は何も解決していないのです。 
STAP細胞事件はたった数ヶ月だけ論文監修に携わった笹井博士の自/他殺という最悪の結果を招きました。小保方博士には論文投稿料60万円の返還という事実上の賠償が科せられました。 

 そして尚小保方博士への研究費返還要求の声が木星に届きます。
これはおかしな事で、STAP細胞実験中に「大田FES1」を混入させたとする犯人が見つかっておらず、またその動機も不明である事から、混入事件かどうか言えないと桂調査委は報告しています。

 調査委が小保方博士がES細胞を混入したと結論付けているのならともかく、小保方博士が盗み
ようが無い「大田FES1」で不正をどうやって働いたといえるのでしょうか。小保方博士実験ねつ造説は歪んだ非現実論です。

 
 このようにおかしなところだらけのSTAP細胞事件ですが、Jさんの情報提供により、若山博士は日本のサイエンスジャーナリストには語っていない「笹井博士が勝手に129系でキメラマウスを作ったと論文に書いた。」と不満/心情を吐露していた事が解りました。つまり、笹井博士に論文を”盛られた”という事らしいのです。


 ここから何が解るのか。見えて来るものは何か。
実験担当者と論文共著者達の不協和音。
STAP細胞実験は重要な所(幹細胞樹立、キメラマウス作製)は全て若山博士が担当しています。
その実験重要部分を担当した現場の博士がなんだか解らないほど論文が修正されたという事は小保方博士にとってもチンプンカンプンな内容だったはずです。そして三人笑顔の記者会見。
謎だらけです。
しかも論文作製に秀でた(おそらく日本の最高峰)笹井博士が修正したのにも関わらず、論文がネイチャーに掲載された途端、読者から多くの疑義が持ち上がったという。
論文を読んだ人は「画像を示す番号が変」とかすぐに気がついたそうです。

 何故そんな杜撰なチームワークで論文提出が進んだのか。
何回も試してだめならまたやり直す、一年、2年先に投稿を延ばすで良いではありませんか。
論文発表から数えて三年後でも小保方博士はまだ33歳です。
研究者としては充分若い。

 このような杜撰で拙速な論文投稿になった背景は最先端科学の闇が隠されていると思いませんか。

 世間ではもうSTAP細胞事件は終わり_と考えているようですが、木星は出来る限り多くの人と議論して真相に迫りたいと思います。資料や書面も出尽くし、真相追及は始まったばかりです。
実験で死んだマウス、細胞達の冥福を祈りながら、再生科学の歪みが産んだ日本科学史に残るSTAP細胞事件を追いかけて行きたいと思います。


 

 
 


 



  
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 Jさんからの情報提供です。2014年3月27日の速報記事。

03)

若山博士はアメリカのサイエンスジャーナリストの取材にこう答えました。

出典 
 Wakayama said via email. He made stem cells from the STAP cells she said came from 129 mice. But he never made chimeras from the 129 cells, as stated in the paper (and Niwa protocol).


若山は、電子メールを介して言いました。「彼は彼女が129マウスから由来したと言ったSTAP細胞から幹細胞を作りました。論文(そして丹羽プロトコル)に記載されているように。しかし、彼は決して、129細胞からキメラを作っていないのです。」

Jさんの訳。

小保方氏が129マウスから出来たと称するSTAP細胞から幹細胞を樹立はしたが、その幹細胞(或いはSTAP細胞)からキメラは絶対作成していない」

 Wakayama said via email. He made stem cells from the STAP cells she said came from 129 mice. But he never made chimeras from the 129 cells, as stated in the paper (and Niwa protocol).

“I gave 129 mice to Dr. Obokata. Then, Dr. Obokata generated STAP cells from those mice, and gave me two STAP cells. I do not know how many STAP cells were generated at that time. I got just two. Then, I established two STAP stem cell lines from those two STAP cells. However, I did not make chimera from those cell lines. Then I left RIken." In another email he clarified: "

「私は小保方博士に129を与えました。その後小保方博士はこれらのマウスからSTAP細胞を生成し、(中略)その後私はそれらのSTAP細胞から二つのSTAP幹細胞株を樹立しました(AC129 1-2)それらの細胞株からキメラを作りませんでした。」
I left Riken one year ago.

私は一年前、理研を去りました。

Then we could not (establish) contact well between authors. Maybe Dr. Sasai, who wrote the papers, thought that I did chimera experiment of 129.”

その後、我々は著者達との間で樹分な接触を出来ませんでした。
論文を書いたのは多分、笹井博士で、「私はキメラの実験を行ったと思ったのでした。」 
 
00)

 Jさんが見つけた若山博士とサイエンスジャーナリストとのやり取りです。

Breaking News: Growing Concerns Over STAP Cell Sources

  これを簡単に訳す限り、今までのSTAP細胞報道見ていての感想は、「三年近くもSTAP細胞の実験をしていながら何故こんなに混乱した論文作製になったのだ」というものです。

129/Svでも多能性を試した、という論文の箇所はJさんが説明してくれました。__引用__

 「論文では129でキメラで多能性を確認とありました」というのは、Articleのメソッドの
>C57BL/6 carrying Oct4-gfp (29 of 29), 129/Sv carrying Rosa26-gfp (2 of 2) and 129/Sv × C57BL/6 carrying cag-gfp (12 of 16). STAP stem cells with all these genetic backgrounds showed chimaera-forming activity.
の部分のことですね。

 ここは微妙なところで、B6,129,129B6F1すべてにキメラ形成能が示されているとしていながらも、129からのキメラ作成のデータが論文内にないということは、ここのメソッドを書いた人(129/Sv carrying Rosa26-gfpという特殊なマウスを知っている人、小保方氏でもなく若山氏でもなくおそらくは笹井氏?)が小保方氏・若山氏とで確認がうまく出来ていないまま論文提出されてしまったということかと。(しかしこれは「捏造」ではなく単なるミスでしょう)
 」
__引用終わり__

 STAP-MTAには129/SvでAC129を作ったと書いてありますから、129/SvはSTAP実験に使われていた、しかし、キメラは作られていなくて、多能性は確認されていない、のであればJさんが示してくれた 「
C57BL/6 carrying Oct4-gfp (29 of 29), 129/Sv carrying Rosa26-gfp (2 of 2) and 129/Sv × C57BL/6 carrying cag-gfp (12 of 16). STAP stem cells with all these genetic backgrounds showed chimaera-forming activity.」と矛盾します。

 129/Sv carrying Rosa26-gfpを誤記の元129/Svであるとして考えるとそうなります。
若山博士は理研から山梨大に試料129/Svを移管し、それを解析に出して中身が129B6F1だったとして論文撤回理由の一つにしました。
小保方博士がマウスを実験中にすり替えた、ポケットに入れて持ち込んだ・・・
小保方バッシングの着火点であった若山博士の告発でした。

 STAP-MTAの樹立日記載ミスもそうですが、この<129/Sv樹立AC129-1と2>は存在が非常に怪しいです。
論文共著者が論文投稿まで連絡が取れてないというのも耳を疑う話しです。
なぜこんな大事な研究論文がそれぞれのパートで分断されていたのか。


 Jさんは「AC129の件についての問題のポイントは「129/Svで本当に実験があったかどうか」というよりも、若山氏がGFPマウスの遺伝子チェックをせずに"129/Sv-GFP"の実験をしたことかと思います。

 今まで若山研維持の129 CAG-GFPのマウスやESの遺伝子解析をしたことがなかったとはとても思えません。(若山氏はマウスの繁殖管理は見た目だけと会見で言っていて管理が杜撰とはいえないと妙な強弁をされていましたが)129/SvJの過去の遺伝的汚染の件や129 CAG-GFPが129B6F1との戻し交配で関係を持っていることは分かっていた筈で、遺伝子解析で129B6F1の結果が出たから即有り得ない(マウスや別細胞のすり替えの可能性)と騒ぎ立てた氏の非科学的な見識こそ責めるべきかと。

 (少なくとも第18染色体のCAG-GFPは若山研にしかないと会見で言っていて、つまりAC129は少なくとも若山研マウス由来であることは確実になったはずなのに、謝罪も碌にできない氏はなんなのかと。」

 と私の「AC129=試料129/Svは元々129B6F1」だ!と騒いでいる件について、アドバイスしてくれました。

 若山博士の論文撤回理由の一つ、GFPを入れた目印の染色体の番号が違った細胞が戻って来た、自分の研究室にいるマウスではない、という撤回理由は消えました。

 残るは129/Svを渡したら129B6F1が戻って来た、だけです。
この論拠が崩れた時、小保方博士バッシングの潮目が大きく変わるのではないか、と木星は考えています。
カスの固まりみたいなこの木星を見かねてか、力強い助言やスキルの高い翻訳をして下さる方にも恵まれました。もう少し、この怪奇な事件の真相に迫って見たいと思います。

 まだしばらくこの木星通信におつきあい下さい。






翻訳協力:ゲノム名無しさん。



 
 
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 AC129の件、外見だけ129/Svで、中身の遺伝子的には129X1B6F1と考えてはどうでしょうか?[補①]
 

AC129ではGFP付与は若山氏が自ら付与し小保方氏に手渡したそうですが、その際遺伝子の確認とかしていなさそうで、GFPの付与も遺伝子操作での直接挿入ではなく、GFPマウスとの戻し交配で129/SvGFPを付与したと思われます。[補②]
 

 ここでおかしいと思われるのは、普通はどんな戻し交配をしようとも、遺伝子的にはGFPの部分だけが別マウスで以外は元の129/Svのままになっているはずと思われますが、以下のデータ(a)

ttp://www.nature.com/nature/journal/v525/n7570/fig_tab/nature15366_SF1.html

STAPの各種幹細胞・GFPマウスのSNP patternsですが、B6 cag-GFPマウスのようにcag-GFPの部分(18染色体の青線)だけが戻し交配相手の129/129で以外はすべてB6/B6となるのが通常です。


 しかし129 cag-GFPマウスのを見てわかるように、B6/B6の痕跡が多数(性染色体chrXにまで)残っており、しかもそのパターンはAC129,129B6F1ES,FLS3,129/GFPES,CTS1,FES,ntESGにも共通して見られます。[補②]
 

 129/SvGFP付与した戻し交配相手はおそらく129B6F1-GFPに近い戻し交配用の作業マウス129X1B6F1[補③]と思われますが、その共通する遺伝的不均一性が残り続けています。[補④]

そして問題なのは、遺伝子解析でマウスの種類を判別する箇所が、外見と解析できるSNP patternsとで違う場合に、どちらを検出しているのかということです。
 

 AC129では、それが完全に129/Svではないといえる所まで遺伝子解析されていないのではないか、実はAC129129B6F1-ESとは、戻し交配元の遺伝子部分が共通なのであって、他に決定的にマウス種類で異なる箇所が見落とされている(或いは無視?隠蔽?)のではないかと。


 これは、FES1にも同じパターンで、FES1の母親マウスが大田氏記憶で129/+Terだったのが遺伝子的に129/X1と判定されたのも同様なのではないかと。

大田氏のFES1にこの遺伝的不均一性がある事は、有り得ないからFES1はすり替えられた偽物説もありますが、この特異な遺伝的不均一性をもつ若山研維持のおそらく戻し交配用作業マウスが古くからいて[補⑤]、交配でも優位に残り続けるのができていた?と考えてもいいのではないかと。(FLSの場合は、その戻し交配用作業マウスにFES1の系統が混入していた過去があったのではと憶測)

AC129129/Svかどうかは、遺伝子解析で安易に129X1B6F1の痕跡ばかりを見るよりも、実際に若山氏が129/SvGFP付与したのと同じ戻し交配用作業マウス使用で129/Sv-GFPを作成し、その遺伝子をAC129と比較するとか、或いはAC129129B6F1-ESをクローンニングで再生して外見を見るとかすればわかると思うのですが。

(これは若山氏の責任であり、若山氏が確認すべきことですね )


------

[補①]

129/Svの名称について整理しておくと、129/Sv,129/SvJ,129X1/SvJ,129X1はすべて同じで(129/Svを元にした129X1-***という亜種もありますが)、若山氏は会見ではSTAPで使用された129はすべて"129/Sv-GFP"AC129の試料記録には"129 CAG-GFP"としており、桂調査報告では"129X1"と表記されている。

桂調査報告で理研cdbに導入された記録や飼育記録がないとされるのは"129/Sv carrying Rosa26-gfp"で、普通の129/Svは居たはずで、若山氏が誤記というのは"carrying Rosa26"の部分かと。

STAP論文のletterfig4"B6GFP×129/Sv"とあるのは奇妙で、fig4129GFPなら129/SvGFPと表記され、129B6F1GFPなら若山氏会見のように129B6F1"129/Sv-GFP×B6-GFP"となるはず(桂調査報告でfig4AC129である可能性が高いと決め付けられたが、若山氏はAC129からキメラは作成していないと言っている)


[補①]

若山氏が自らGFP付与したというのは、stap用に市販の129/SvGFP付与して新たな"129 CAG-GFP"を用意したということなのか、若山氏が1999年に129/Svに付与した若山研維持の129 cag-GFPマウスの系統をそのままAC129として渡したということなのかは不明。


[補②]

この共通の遺伝的不均一性については、129/SvJは過去に他の系統との交雑による遺伝的な汚染があったそうで、日経サイエンス(20153月号)では

129X1マウスのルーツを遡って調べたところ、20年以上前に、このマウス集団を飼っていた米ジャクソン研究所でB6マウスが紛れこむ事故があったことが判明した。ならばこれは、129X1マウスに共通に見られる特徴と考えていい。」として、単純に市販の129X1に共通して残っている特徴として片付けられているが、その遺伝的な汚染が若山研産の遺伝的不均一性と同じものかどうかは不明。(遠藤解析では原系統がB612920代交配してGFPを残そうとした戻し交配が不完全だったかと解釈されていた)

しかし129/SvJは他の系統(B6)との交雑による遺伝的な汚染があった経緯がありながら外見は129/Svのままであったわけで、市販の129/Svが既に遺伝的にB6が混じっていても外見が129のままであるという特殊性を持っていることを示している。


[補③]

戻し交配は、継ぎたい遺伝子(GFP)を有している♂と戻したい遺伝的背景を持つ♀を掛け合わしていくが、桂調査報告では129cag-GFPマウスは1999年に若山氏により129X1/Svとの戻し交配よりB6CAG-GFPより遺伝的背景を129に置き換えたものとされていて(若山氏が遺伝子操作で第18染色体にGFPを挿入されたというCAG-GFPの直接の系統ではない)、また現在のB6cag-GFPマウスの第18染色体のGFP部分が129/129領域であることから、B6cag-GFP自体が(別の?)129GFPとの戻し交配でGFP付与されたものと思われ、この129にもB6にも両方にGFP付与を行ない得れるような作業マウス129X1B6F1が用意されて、つまり129/Sv129B6F1にしてから戻し交配されたと思われる。


[補④]

この129cag-GFPマウスとAC129との違いは、129cag-GFPマウスでは129/129の領域がAC129ではB6/129であり、第6染色体のB6/129AC129ではほぼ同領域(短い)ながらB6/B6となっています。

若山氏がこの現在のSNP patternsと同じ129cag-GFPマウスをAC129として渡していたのなら、その部分も同じになっていなければなりませんが、しかし現在若山研維持の129cag-GFPマウスが20125月時点のAC129129B6F1ESの元の129cag-GFPマウスとは異なっている(繋がりがない)ことは桂調査報告で判明している。(AC129,129B6F1ES16にすべてある構造変異(欠失1,欠失2)がその親(の系統)にもあるはずが現在若山研維持の129cag-GFPマウスになく、また現在若山研維持のB6cag-GFPマウスも欠失1がない事から20125月時のとは繋がりがない)

129でありながら6染色体chr6B6/129領域が不自然に残っていることは、20125月時点の129/Sv-GFP129B6F1-GFPESSNP patternsに近く、現在若山研維持の129 cag-GFPマウスはそこからB6/129領域を129/129に第6染色体のB6/B6領域の一部をB6/129に戻し交配で置き換えられたものかと憶測される。


[補⑤]

桂調査報告では、ES細胞FES1と同時に樹立されたES細胞FES2ntESG12での第6染色体,11染色体で、B6/129B6/B6に、129/129B6/129に一部共通する特異なSNPsパターンの相違があることは、FESntESGの親のGFPマウスではこれらの領域がB6SNPsのものと129SNPsを持つものが併存していたと推定されている。





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 桂報告書について。

 桂報告書は「郢書燕説・一口両舌」で「あれは科学的検証の報告書の体をなさない」と訴える人が居ないのが驚きです。

 桂報告書の10Pですが、この文言を読んで内容を理解出来る人がいるでしょうか。
結局、検証の結論が書いてないのです。

wakayama129sv3

 『129/Sv-Carrying Roza26 GFPは論文に使われていたが実験記録や飼育記録がないので、これを使ったとあるのは誤記でここで言及されてるSTAP幹細胞はAC129であった可能性。』

 つまり論文に示された「
129/Sv-Carrying Roza26」から樹立したSTAP幹細胞は若山博士はAC129であった、可能性を説明したとあります。
若山博士は「STAP細胞実験において、詳細な記録を取った」としていますから、そのような実験担当者が曖昧模糊な記憶と記録で検証委員会にコメントしてる事が驚きですし、生物学の世紀の大発見であるSTAP細胞実験の論文を『誤記』ですませてしまうルーズな裁定に驚きます。
でも小保方博士は若山博士から指示された画像を貼ったら「不正」認定で60万のネイチャーへの投稿料を自腹で支払った訳ですよね。

 私は何人かの記者さんからあの桂報告書は「二人にとって公平だ」との感想を聞きました。これのどこが「公平」なのでしょうか。

 若山博士の責任であるLetter論文に使われた「可能性」(苦笑)のSTAP幹細胞(AC-129−1と2)
を若山博士は解析に出した。それはSTAP-MTAでは試料名は129/Svで
(AC-129−1と2)を作った事になっています。で、解析したら中身は129B6F1で、(129×B6マウス)の遺伝子的背景だった。
だからマウスをすり替えられた、実験不正があった、としたのがネイチャー論文撤回理由でした。

 しかしこのLetter論文Fig.4に示された実験結果のマウスは(129×B6マウス)が使われています。
ですので、129/Svで本当に実験があったかどうか非常に怪しい、と木星は書いています。

 STAP-MTAに示された移管試料129/Svはそもそも中身が129B6F1で、それと知りつつもわざと解析に出して、小保方博士に実験ねつ造の疑義が全てかかるように仕組まれた会見だった、という推論はいささかも揺るぎません。

 ですので、(STAP-MTA-試料129/Sv=元々129×B6=129B6F1) の公式は維持します。
54)
31)


 
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